「立花聡と愛犬・愛猫たち」カテゴリーアーカイブ

犬同伴勤務の日々

 私の事務室には、愛犬のハチが時々ドアを叩き、入ってくる。同伴勤務が日常的な風景である。

 「仕事場に犬がいると生産性が向上し、連帯感が生まれる」というアメリカの調査があるが、それを理由にするかどうか別として、仕事の合間にコーヒーを飲みながら犬との対話を楽しみ、休憩とするのが私の流儀だ。

 仕事をし出すと、彼は静かに昼寝を始めてくれる。顧客との電話会議となれば、退室してもらうこともあるが、そのまま室内にとどまっても決して吠えたりはしない。

 というような毎日である。

ハチ6歳誕生日祝う

 8月6日、ハチの6歳誕生日。

 上海動物園生まれのゴン太とハチ。遥々と上海から日本経由で南の地へやってきたのは4年前。ここクアラルンプールで野良犬2匹、猫3匹を収容し、いま7匹という大所帯になった。

 みんな仲良く暮らしているだけでなく、団結力も凄い。2年前、自宅の庭に侵入してきた泥棒を愛犬たちが一致団結して撃退するなど、大活躍もしてくれた。

 本当にありがとう。そして、これからも末永くお幸せに。

昼下がりのひと時、平和そのもの・・・

 クアラルンプール。昼下がりのひと時、平和そのもの。

 マレーシアに移住して4年になる。あっという間。もうすっかり、体も心も南国仕様になった。最近ベトナムやアジアの仕事も増えてくると、中国や日本、北東アジアのほうが逆に遠くなり、客地になった。

 中国時代に比べると、視野が大幅に広がった。アジアという俯瞰的角度から、いろんな事柄の相互関連性に新たな文脈を見出せるようになった。自分の成長を実感したときの喜びが大きい。

 マレーシアに移り住んで、本当によかった。

愛犬同伴勤務の日々、ストレス軽減と満足感向上

 私は、愛犬同伴勤務である。事務室のデスクは、愛犬専用スペースが設けられているので、私が仕事をしている間に昼寝している1匹、ときには数匹が足元や室内にいる。

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 アニマルセラピーの効用は、すでに広く知られている。動物との触れ合いによって、心が落ち着いたりストレスが軽減したりする。癒され、不思議と元気が出てきたり、自信がついた気分になったりする。

 アニマルセラピーは一説によれば、日本生まれの造語である。正式名称は、医療従事者が治療行為の補助として使っている意味で、「動物介在療法」(Animal Assisted Therapy, AAT)という。動物とのふれあいを通じた生活の質の向上を目的とする「動物介在活動」(Animal Assisted Activity, AAA)に分類される。

 その延長というか、派生的副産物として、私は「動物介在勤務」(Animal Assisted Working, AAW)という名称を作り出し、自分に当てはめ自画自賛しようとしたところ、調べてみると、実はペット同伴出勤を認める企業が今やアメリカにも日本にも続々と登場していることを知った。

 ペットの同伴が仕事のストレスを軽減し、仕事への満足感を高めるとの結果をアメリカの大学が発表している。それは実践者の1人として、まさに実感しているところである。

 私の場合、調べものやレポート作成、メール回答といった仕事がほとんどだが、顧客との電話会議が入るときもある。その場合、愛犬に一時退室してもらうわけだが、たまに突然の電話で愛犬の退室誘導が間に合わないときもある。意外にも吠えないで静かにいてくれるのが助かる。空気が読めるのだ、犬は。

 因みに、うちは愛犬4匹、愛猫2匹という大所帯である。

嘘つく私と嘘つかない犬

 問A:「あなたは、誠実ですか?」
 答A:「はい、誠実です」
 問B:「あなたは、嘘をついたことがありますか?」
 答B:「?」

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 さあ、どう答えますか?

 「嘘をついたことがない」といったら、それが嘘になり、答Bそのものが嘘となり、さらに「不誠実」で答Aまでも否定する。

 では、「嘘をついたことがある」と答えたら、どうだろうか。答Bは問題ないが、答Aを否定することになる。いやでもちょっと違うのではないか。少なくとも、「嘘をついたことがある」ことを認める行動は誠実だ。

 ここでジレンマが生じる。「嘘をついたこと」は不誠実だが、「嘘をついたことを認める」ことが誠実だ。一体どうなっているのだろうか。

 世の中にはいろんな嘘がある。悪意の嘘、善意の嘘、有害の嘘、無害の嘘、意図的な嘘、無意識の嘘、ついてはいけない嘘、つかなければならない嘘・・・。一生を通じて人間は必ず何かしらの嘘をつく。この客観的な事象を真正面から捉えることこそが誠実ではないか。

 嘘をつく人間よりも、嘘をつくことを認める人間のほうがよほど誠実だ。

 私自身も過去たくさんの嘘をついてきた。人生の後半はなるべく嘘をつかずに、いやなるべく少なく嘘をついてやっていこうと決意し、またそのように実践している。

 で、嘘をつかないでやってみると、いろんな人を怒らせることに気付く。さらに、嘘よりも本当のことを言うと、もっとたくさんの人が怒る。友人を失うし、顧客をも失う。ここで、私は嘘の社会的効用を再認識するようになった。もちろん、自分のやりかたを改める意思はまったくないが・・・。

 世の中、嘘をつかないのが犬だ。人間は嘘をつくことで生き残る。犬は嘘をつかないことで生き残る。だから、人間は人間にもたない「嘘をつかない性」を犬に求め、犬を愛する。

<次回>

大所帯の日々・・・

 我が家はいま犬4匹、猫2匹の大所帯である。

151220-1616-Home_01タマ

 上海からマレーシアに連れてきた愛犬ゴン太とハチ以外は、すべてマレーシア現地で保護した野良犬と野良猫である。昨年9月引越し直前に保護したのは推定2歳のメス猫タマ。

160105-1124-Homeタマ(上)とニャン太(下)

 毎日我が家の前に時間になると餌をもらいにやってくる。引越しをしたらこの子はどうなるのだろうか。待っても待っても門が開かないし、ご飯が出てこない・・・。じゃ、新居に連れて行こうと決定。

151220-1618-Home_01ゴン太(左)とタマ(右)

 野良と飼いの最大の差は、警戒心。野良だったベルジアン・シェパードのハナとマルとは1年くらいかけてやっと打ち解けた。それでも来客には絶対に寄ってこないし、もちろん触らせもしない。ただただ遠くから観察するだけで、決してフレンドリーとはいえない。

160105-1129-Homeハチ(左)とハナ(右)

 飼いの柔順さに和み癒されつつも、野良の冷徹さに魅かれる、そんな日々である。(野良、野良といっているが、元野良である)

南国の朝、汗だくだくの三人十脚散歩で始まる一日

 フィリピン人メイドが2年一度の一時帰国休暇で、昨日マニラへ帰った。私が代わりに朝の犬散歩当番を担当する。

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 自宅から団地構内のゴルフコースを一周してちょうど1時間半弱。ただの散歩よりも体型がほぼ大型犬の2匹と二人三脚ならぬ三人十脚のペース、緩急変化が激しくかなりの運動になる。

 早朝の涼しいうちとはいえ、南国の日差しがそれなりに強く後半は汗だくだく。帰宅するとアイスコーヒーをがぶ飲みしてプールに飛び込む。30分弱の水泳をして、そして仕事開始。

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 自分は体質的に暑いのが苦手で、当初マレーシア暮らしは大丈夫かと心配していたが、まったく問題なく快適に過ごしている。湿度がそう高くなく暑くても汗がすぐ引くし、全体的に爽快だ。

 今日も一日仕事頑張ります。

ゴン太7歳誕生日、4匹愛犬のリーダー格は逞しい

 10月5日、ゴン太7歳誕生日を新居で迎える。

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 ゴン太は上海在住時代、上海動物園から迎えた子で、いま4匹いる愛犬の長男にあたる。次男からの3匹、柴犬、ベルジアンシェパード・マリノアに比べると一番体が小さいが、知恵も気力もまったく劣っていない。先住犬であるだけに、リーダーシップもしっかり取っている。

 ワンちゃん同士の集団には上下関係がしっかりできていて、行動様式などの社会性をウォッチしていると面白い。4匹もいると互いに嫉妬の情念がどうしても生まれる。その辺は、均等に愛情をオファーしつつも、前後の順番をつけるのが大切だ。秩序を乱さないように細心な注意を払わなければいけない。

 互いの微妙な関係とは別に、外敵やその気配が現れると、4匹は完璧なチームを組んで一致団結して戦う。その内外の姿勢の差、とても面白い。

ハナとマルの誕生祝い、家族入り1周年記念

 先日、愛犬の誕生祝い。

 昨年4月24日に保護、収容した野良犬2匹のハナとマルは誕生日を迎えた。誕生日不明のため、収容した日を姉妹の誕生日とした。獣医の推定でハナは2歳、マル1歳とした。

150427-2043-Home-ハナ2歳マル1歳誕生日

 1年にわたり同じ屋根の下で暮らし、すっかり情が生まれ家族となった。

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 2月の不審者侵入事件でも大きな力を発揮してくれ、本当に感謝している。

 

野良犬と野良人間、たまに立ち止まって泣くときもある

 ここのところ重たいネタが続いている。で、軽いネタ、愛犬の話をしよう。

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 犬を飼いだしたのは2009年、上海時代だった。それが、6年でなんといまは犬4匹、猫1匹の大所帯になってしまった。そのうち、犬2匹と猫は野良だった。毎日家の前にやってきて食事を待っていた。嵐がやってきたりすると、あの子たちいまどこで凌いでいるのだろうと涙が出そうだった。妻から提案されて、じゃ、引き取ろうかと決心して全員動物病院に連れて行き、不妊手術をすませ、家族になってもらった。

 愛犬たちそれぞれ性格が違うが、ある共通点に気付いた。生まれてから飼い出した2匹はどちらかというとやや我がままだが、野良組の2匹は控え目というか常に慎ましい姿勢に徹している。序列意識での下位認識もあろうが、それに関係のないところでも基本的に変わらない。

 野良組の2匹はうちに来た当初全く吠えなかった。過酷なサバイバル、生き残るためにも目立たない存在でなければならなかったのだろう。保護して3カ月くらい経過したところ、徐々に吠えるようになって、いまは凄い吠え方で体を張って家を守ろうとしている。

150319-1010-Home右のシェパード雑種「ハナ」は野良組

 散歩時の目線も違う。当初どうも地面のほうに下向いて歩く習慣があって不思議に思ったが、そのらへんに捨てられたファーストフードの残飯を見るや目を輝かせて取ろうとするのだった。習慣化した行動だ。それも徐々に変わってきていまは普通に歩くようになった。

 たまには、近所を散歩中に特定の場所に立ち止まって考え込んだり、涙目で潤っているようにも見えたりするのだが、野良時代の良い思い出か悪い思い出か、きっとその場所に思い出が詰まっているのだろう。

 組織から外れ、野良犬ならぬ野良人間で15年もやってきた自分も何だか、同類感を覚え目頭が熱くなってしまう一瞬だった。人間もたまに立ち止まって泣くものだ。