木津英隆さんへ、17年付合いの友人への一言

 昨日、私はフェイスブックで、元ロイターの部下、17年間付き合ってきた古い友人、木津英隆さんから事前通告もなく、突然の友人解除をされた。その発端と一部始終を公開する。

 2日前の記事「在中日本人に注意喚起、香港Grandtag社の金融投資商品について」の通り、私は同社所属の日本人アドバイザーS氏の販売協力勧誘姿勢に違法性の疑いも含めて疑問と不審をもったため、同社ならびに、私の担当アドバイザーでもある木津英隆さんに事実真相の開示を求めた。

 消費者自己防衛の観点から、私は連帯を呼びかけ「Grandtag投資者メーリングリスト」を立ち上げたところ、すぐに複数の方から参加リクエストを寄せられた。そのほとんどの方が、木津さん経由でGrandtag社金融投資商品を購入しており、木津さんの対顧客姿勢を含め疑問提起がいくつもあった。これを受け、私が木津さん主宰のフェイスブック・グループ「海外で作る自分年金研究会」サイト上で以下代表質問を提起した。

 1.既存顧客が購入した金融投資商品の後続追跡情報の供与を求める。数年前、木津さんが盛んに推奨した金融商品を契約・購入したものの、後日の運用実績が芳しくなく、レビュー等説明もなく放置されていることから、しっかりした後続のフォローを提供してほしい。

 2.金融投資商品のリスクついて十分な事前説明を求める。一部の金融商品には運用リスクが付きまとう。商品提供側と顧客側には断然の情報格差があり、商品のメリット宣伝だけでなく、運用リスクについても事前に投資者に十分な情報を提供するのが投資アドバイザーの責務であるが、それをきちんと行っているかどうかについて問いたい。

 3.Grandtag社所属日本人アドバイザーS氏の販売協力勧誘姿勢の問題について、木津さんは「問題ない。Grandtag社のマーケティング活動は合法的だ」との認識(コメント)を示したが、再度確認を求める。私は次の指摘をした――。Grandtag社と投資アドバイザーの関係はどのようなものか。販売や契約の際、両者が緊密な関係を示しつつも、いざ問題があった場合、互いに無関係だと姿勢を一変させ、消費者を不利な立場に陥れることは断じてあってはならない。

 4.全般的情報の提示と透明性の確保を求める。私が、木津さん主宰のフェイスブック・グループ「海外で作る自分年金研究会」サイトに投稿したコメントを削除されたことについて、これは情報開示を妨害する行為である。私の投稿に事実に反するような内容があれば、それが確認された時点で私は公開の場で撤回・訂正し、謝罪する。ただそうでなければ、公益性情報として削除せず、公開してほしい。「研究会」と名付けて「宣伝会」ではない。「研いて、究明する」というのだから、反対意見も併載するのが当然であろう。都合の良い情報だけ公開し、そうではない情報を削除するというのは、職業倫理に反するものである。

 5.リスク説明なき・説明不足のままの新規商品の宣伝の一時見合わせを求める。上記のことから、新規契約ばかり狙う販売姿勢では、後日新たな問題や顧客の困惑を生み出す恐れがあり、現時点の問題のクリアを前提とすべきである。

 以上の代表質問と要求を提示したところ、私は木津さんの「海外で自分の年金をつくる研究会」サイトから除名され、フェイスブックの友人解除をされた。なお現時点で、私が検索したところ、「海外で自分の年金をつくる研究会」サイトも消失し、見当たらなくなった。

 この場を借りて、再度、木津さんに誠意ある対応を呼びかけたい。木津さんが顧客に対し「献身的」な姿勢を決意し、「謙信」と名付けて会社を立ち上げたときの初心に立ち返り、その志を蘇らせるにはまだ間に合う。人生にはいろんな困難に遭遇するだろう。そのときそのとき、逃げ出したいという自分にまず立ち向かうことが大切ではないかと思う。

 私が失礼なことを言ったなら、お詫びします。どうか、頑張ってください。木津さん。

<次回>

コメント: 木津英隆さんへ、17年付合いの友人への一言

  1. 消費者や消費者の代表として行動なさるおつもりなら、それはそれで問題ないのですよ。だったら、友人面はなさらないことです。

    自分と他の消費者の正義のために、相手の生活、相手の家族、相手の友人関係すべてを壊す覚悟でおやりになってください。事実そうなるのですから。

    消費者なのですから、立花さんには責任はありません。

    1.  「相手の生活、相手の家族、相手の友人関係すべてを壊す」のは顧客(消費者)ではないことを指摘します。顧客としては、業者には倫理や規定に則ったサービスの提供を望んでいるだけです。不備があれば、速やかに補正して姿勢を改めてくれればそれだけでいいです。私は友人と消費者の二重身分をもっていました。これまでは、友人や先輩の立場からの助言供与も何回かありました。今回、Facebookで木津さんから友人解除をされたことについて、友人関係の消滅宣言とも受け止められています。ただ、彼に一刻も早く姿勢を改め、顧客の皆さんの信頼回復を得ることを強く期待しています。

  2. なるほど。切腹させるほどの覚悟での非難ではないわけですね。更生を信じての非難であると。そうであるとすると、少し無責任すぎやしないですかね。

    もし、相手が切腹してしまったら、「いや、それは想定外だったた・・・」で済みますかね。世界中の人が見られる場所で、人を非難しているわけです。仮に相手に子供がいたとしたら、その人の子供は学校でなじられるでしょうね。結果、自殺してしまうかもしれません。

    子供がいなくてもご両親がどれほど悲しむことでしょうかね。友人も離れていくかもしれませんね(そんなのは友人じゃないという考え方もあるのでしょうがね)。一緒になって責められた友人はきっとその人のことを恨むでしょうね。

    結婚を予定していた恋人がいたら、きっと結婚を破棄することでしょうね(そんな女と別れられて良かったでしょ、とお考えかもしれませんが)。

    そうしたことは全て想定外だとおっしゃるのですね。自分のブログはそれほどの影響力はないし、相手も立ち直れるだろうし、その友人や恋人も正しい対応をしてくれるだろうし、十分な強さをもってくれているだろうと信じていると。

    だとしたら、「無知には罪がない」とお考えなのか。想定外のことであれば、「仕方なかったで済む」とお考えなのか。「正義には罪がない」とお考えなのか。

    想定外のことが起こった場合は、謝罪なさるおつもりはあるんですか?

    1.  繰り返します。脚本化にお付合いするつもりはありません。いうならば、コツコツ稼いだお金を投入する消費者が多数います。プロの投資アドバイザーが職業倫理に則ってきちんと対応できないとき、責任を問い、是正を求めるのが当たり前です。すでに多数の消費者が連帯の呼びかけに応じ、苦情がたくさん来ています。これからも、消費者の主張を代表質問で訴えていきます。本件議論終了です。

  3. 白と黒。世の中には、このどちらかしかない。そういうやり方ですね。世の中には少数でもそういう人がいたほうが良いのでしょうね。

    過ちを認めれば、やり直せるか、やり直せないか。ここまでいくと、立ち直れるか、立ち直れないか・・・ですかね。

    ここで質問なのですが、仮に立花先生が何らかの過ちを犯したとします。当然、立花先生は、それを潔く認めてやり直すことでしょうね。それが切腹という結果であっても、武士の美しさを目指すのだと思います。

    しかし、立花先生が過ちを認めた結果、奥様や子供や同僚も同様に罰を受けなければならないとしたら、どうするのでしょうか。この場合、立場先生と関係をもった瞬間に運命共同体として同じ罰を受けなければならないということになりますか?「すまん、俺と一緒に死んでくれ」となるのでしょうか。

    また、ここで、皆に同じ罰が下された結果、弱い妻と子供と同僚は耐えられずに命を失い、強い立花さんだけが生き残った場合、やり直しは許されるのでしょうか。

    ご回答頂ければ有難く存じます。

    1.  切腹、武士の美しさ、運命共同体まで罰を受ける・・・。私の投稿内容を拡大延長して芸術的にドラマ化されるのなら、フィナーレまで想像を膨らませて脚本をお描きください。少なくとも本稿内容の程度に、「切腹」という勝手な仮説はまったく次元違いで、きっと木津さんは立派にやり直し、立ち直ってくれると、私は信じています。あなたもそう信じませんか。信じましょう!

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