愛犬同伴勤務の日々、ストレス軽減と満足感向上

 私は、愛犬同伴勤務である。事務室のデスクは、愛犬専用スペースが設けられているので、私が仕事をしている間に昼寝している1匹、ときには数匹が足元や室内にいる。

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 アニマルセラピーの効用は、すでに広く知られている。動物との触れ合いによって、心が落ち着いたりストレスが軽減したりする。癒され、不思議と元気が出てきたり、自信がついた気分になったりする。

 アニマルセラピーは一説によれば、日本生まれの造語である。正式名称は、医療従事者が治療行為の補助として使っている意味で、「動物介在療法」(Animal Assisted Therapy, AAT)という。動物とのふれあいを通じた生活の質の向上を目的とする「動物介在活動」(Animal Assisted Activity, AAA)に分類される。

 その延長というか、派生的副産物として、私は「動物介在勤務」(Animal Assisted Working, AAW)という名称を作り出し、自分に当てはめ自画自賛しようとしたところ、調べてみると、実はペット同伴出勤を認める企業が今やアメリカにも日本にも続々と登場していることを知った。

 ペットの同伴が仕事のストレスを軽減し、仕事への満足感を高めるとの結果をアメリカの大学が発表している。それは実践者の1人として、まさに実感しているところである。

 私の場合、調べものやレポート作成、メール回答といった仕事がほとんどだが、顧客との電話会議が入るときもある。その場合、愛犬に一時退室してもらうわけだが、たまに突然の電話で愛犬の退室誘導が間に合わないときもある。意外にも吠えないで静かにいてくれるのが助かる。空気が読めるのだ、犬は。

 因みに、うちは愛犬4匹、愛猫2匹という大所帯である。