アイスランドの物価が高い。
レイキャヴィーク市内での宿泊ホテル、アイスランド航空系のマリーナは4つ星レベルだが、1泊3万7000円もする。清潔で機能的だが、狭い。タイやマレーシアあたりの東南アジアなら、この程度のホテルは1泊4000円もしないだろう。10倍の差だ。
グリーンランドへ向かう早朝便に乗るため、前夜空港に泊まる。ケプラヴィーク国際空港のエアポート・ホテル・オーロラ・スターは3つ星級だが、1泊3万3000円。
ちょっと良いホテルに泊まるとなると、目玉が飛び出るほどの高い宿泊料を取られる。ブルーラグーン温泉のシリカ・ホテルは5つ星リゾート。私が泊まったスタンダードルームで平日の割引料金になるが、1泊8万9000円(アーリーチェックインと簡単なブッフェ朝食込み)。
さらに驚くべきことだが、高い料金の割りに、サービスを受けることはほとんどない。どのホテルも、荷物を運ぶのもコーヒーを注ぐのも全部宿泊客が自分でやらなければならない。アイスランド人の人件費が高いので、セルフサービスが基本。
レイキャヴィーク市内風景
食べ物も高い。ドライブインのカフェでホットドッグ1個とコーヒー1杯だけで2000円はかかる。ちゃんとしたレストランで食べるランチセットは3000円~6000円、夕食となると1万~2万円。ワインリストを見てもため息が出る。一番安いハウスワインでも6000円以上はする。
レイキャヴィーク市内風景
スーパーやコンビニなら安いと思ったら大間違い。日本の感覚でまあ1500円くらいの買い物かなと思って、レジにいって勘定したら3000円~4000円の支払い。「ボーナス(Bonus)」という「格安量販店」があるが、大体郊外にあるし、車がないといけない。それでも日本の相場よりは倍くらい高い。
とにかく、何でも高い。平均的にいえば、アイスランドの物価は東京の2~3倍、ものによっては5倍以上もあり得る。