タイ(3)~漁村リゾート、寂れたムード満喫の年末休暇

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 12月28日(木)夕方。バンコクを出発して車で2時間半、到着するのは、ハッチャオソムラン(Haad Chao Samran)という小さな漁村。こんな寂れた村にもちゃんと寂れたリゾートがある――「フィッシャマンズ・リゾート」(Fisherman’s Resort)。

 いつも投宿するホアヒンやチャアムの北に位置するハッチャオソムランは、目立たない小さな漁村であって、あまり観光客には知られていない。というよりも、ホアヒンやチャアムに圧倒され、恐らく一生出世できないだろう。

 それは狙っていたところだ。年末年始のこの繁忙期、ホアヒンやチャアムのあたりにいけば、4つ星以上のリゾートは大体300ドル以上はする。しかし、同じ海岸をシェアし、僅か30キロほど離れたここハッチャオソムランの4つ星「フィッシャマンズ」は何と朝食付きで1泊95ドルという激安さ。

 滞在客の大半はタイ人。スタッフも英語のできない人が多い。それはどうでもいい。漁村の滞在を楽しみにしていた私にとって、最高の年末年始休暇になる。

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