4月24日、東京出張を終え、レンタカーを借りて家族と千葉の温泉で1泊して成田から上海へ戻る。目指すは、千葉県房総半島・小湊温泉の山奥にある一軒の温泉宿、「緑水亭」
千葉県・小湊温泉「緑水亭」
温泉は日本列島の最大な魅力の一つ。私は海外に住んでいても日本出張のたびに時間が許す限り1泊だけでもどこかの温泉に立ち寄るのが楽しみになっている。
「緑水亭」
イヤなことを全部忘れ、クリーンな心境を取り戻す。こんなことができるのは、温泉宿だ。中国で世界でも屈指の醜いものを拝見した私はもういい加減にこの仕事を辞めたい。最近、家族や親友に漏らしている。
「緑水亭」
そこで癒してくれるのは温泉だ。何もかも忘れる。中国事業や会社をどんどん大きくしたいと考える経営者が大半だが、私はまさにその逆で中国事業を小さくして、いずれ適当なタイミングで事業を地元の人に譲って、私は引退する。
「緑水亭」の夕食、メインの伊勢海老と鮑
今回の四川省の地震には、私は1元たりとも寄付しない、と決め込んだところ、中国の新聞を見たら、あれあれ皆同じことを言っているのではないか。寄付した金がどのように使われるかが見えない国では、無責任な寄付ができない。
寄付しないわけではない。寄付先を変える。私の場合、ミャンマーで教育・職業訓練事業に資金を投じ、無償で貧しくても優秀なミャンマー人の教育訓練に取り組みたい。日本をこよなく愛し、日本のために尽力してくれるミャンマー人の育成に全力を傾注して行きたいと思う。一方、中国では、日本企業が最大な利益を得るよう手伝っていく。私にとっては、日中友好などは日本の利益になる以外何ら意味も持たない、これだけ単純なことだ。
温泉万歳、日本万歳。