変化と変革、責任転嫁と自己欺瞞あってならない

 変化。見たい変化と見たくない変化がある。つまり、自身にとって利益になる変化とならない変化(あるいは不利になる変化)。たとえ不利益の変化であってもこれを誠実に受け入れないと、一種の自己欺瞞につながる。

 年末の会社財務報告を見ると、ベトナムはゼロからのスタートで順調な伸びを見せているが、中国事業の下落傾向が際立つ。減収減益だ。日系企業の中国撤退、中国事業の予算削減など諸々の事情があっての結果だ。

 環境が悪いから、仕方ない。そういう責任転嫁は経営者にはできない。この変化を素直に受け入れ、自身の変革に取り組みたい。試練が最大のチャンスだ。