「アルゴリズム」、なぜ経営コンサルタントを使う必要があるのか?

 「アルゴリズム」とは、問題を解決するための方法や手順のこと。問題解決の手続きを一般化するもので、プログラミングを作成する基礎となる。

 問題解決という「実体」と、問題解決の「手続」。一般的な経営実務において、経営者は往々にして「実体」に目を向け、相対的に「手続」の方が疎かになりがちである。手続きを省くことは「手抜き」と言われているように、問題解決の品質に影響を及ぼす。時々、問題解決どころか、問題を悪化させることすらある。

 経営コンサルタントの仕事の基本は、「アルゴリズム」である。何よりもまず顧客のために「問題解決」の手続き・道筋を提供することである。アルゴリズムは1つの問題に対し、複数ある場合が多い。そこで効率的と思われるものを採用する。よって、アルゴリズムを身につければ、コンサルタントがいなくても経営者自身が最適解にたどりつくことができる。だったら、なぜコンサルタントが必要なのか。主な理由を3つ挙げよう。

 まず1つ目、コンサルタントは個人差があるものの、ある程度経験を積んだプロならアルゴリズムを使いこなしているはずだ。問題に接した時点で条件反射的に最適なアルゴリズムを採用し、問題解決の効率を上げることができる。コンサルフィーというお金で時間を買うと考えれば納得するだろう。

 次に2つ目、経験のあるコンサルタントは、莫大な案件データベースを持っている。特に同類・類似案件だと、このデータベースがあるのとないのとまったく違ってくる。顧客が一から学習し、同等の効果を得るまでの時間と労力だけでなく、本業の機会損失も考えると、効率の良いものとは思えない。

 さらに3つ目、これはとても重要なことだが、外部目線の取り入れ。当事者は往々にして内部の問題を固有の目線で捉えがちだ。時には組織内の利害関係も絡んでいると、必ずしもものをまっすぐ言えるとは限らない。そうした場面においては、あえて外部の目線や発言(観点の提示)を取り入れたほうが合理的といえるだろう。

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