パウエル氏のトランプ弁護団離脱、何を意味するか?

 シドニー・パウエル弁護士が、トランプ大統領弁護団から外れた。大手メディアは一斉に報じた。弁護団の役割は、トランプの利益、つまり選挙をひっくり返すためだ。この個体利益を超えた公益のための戦い、いずれ公訴に持ち込むための戦いであれば、むしろ、別個扱いのほうが都合がよい。いや、そうすべきだ。

 その延長線上で考えると、パウエル氏の離脱は、検事就任の準備ではないかとも考えられる。氏の才能と器では、いずれFBI長官ないし司法長官の道を歩むだろう。

 繰り返すと、ジュリアー二氏率いるトランプ弁護団は、民事訴訟(個益)担当。パウエル弁護士は、刑事訴訟(公益)担当。訴訟の性質もアプローチも全然違うので、切り離す必要があった。パウエル氏は、「軍事弁護士」の特別免許をもっているので、今後、反逆罪公訴方向に行くだろう。今回の事件は、クーデターであるから。

 Contingent Election(特別選挙)。一部の州の無効票認定で、バイデン得票が270を下回れば、下院投票による大統領特別選挙になる。1州1票、共和党はすでに最低26州確保済みなので、トランプ大統領の再選はほぼ確定。トランプの戦略が少しずつ見えてきた。①再選確定→②選挙クーデター公訴→③大掃除開始。パウエル氏の弁護団離脱は、先回りの②ではないかと。

 感謝祭前後に状況がある程度、見えてくる。そして、クリスマスまでに圧勝宣言。敬虔なトランプはそうするだろう。

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コメント: パウエル氏のトランプ弁護団離脱、何を意味するか?

  1. いつも洞察力に富んだ、的確な分析を発信して下さり、ありがとうございます。
    立花聡宣誓のジャーナリストとしての矜恃と勇気に、心からの敬意を表します。
    神さまの祝福がありますようにお祈りします。
    (福音派の牧師です)

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