田舎町、スレンバンの泥臭い飲茶

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 週明けの月曜日(7月18日)、またもやスレンバンへ2泊3日の出張。不動産視察をしながら、田舎町の美食を探し求める。

 飲茶といえば、香港が本場だが、ただ高すぎる。ワンタン麺1杯で30~50香港ドルもする香港では、もはやB級が死滅も同然。実はマレーシアの飲茶は香港に負けていない。まず値段は数分の一。

 味はどうだろう。数倍の値段なら、数倍の美味しさというのはあり得ない。だから、安いほうがいい。味も抜群。マレーシアの中華は進化が止まっているから、古き良き時代のおふくろの味がそのまんま。

 洗練されていないのは、マレーシアB級中華の醍醐味。特にここスレンバンは地方都市。クアラルンプールよりさらに泥臭い。私は個人的に泣いて喜ぶスタイルだ。

 スレンバンの飲茶名店「Jinbo(珍寶)」。滞在中2度も足を運んだ。

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