愛犬と泊まれる宿in房総(1)~羽田空港から房総半島までの道

 ここのところの東京出張は基本的にすべて羽田発着便を使っているが、今回だけは成田便を利用するのは理由がある。千葉県内・成田空港近辺で愛犬と泊れる宿を探し、それを下見するためだ。

97398_1愛犬と泊まれる宿を探す、房総半島走行中

 10月のマレーシア移住は、上海からクアラルンプールへ直行せず、一旦日本経由ししばらく滞在してからマレーシアへ入国する。中国からマレーシアへのペット入国だと、マレーシア側の検疫が厳しく、現地空港の劣悪な環境で最低1か月以上の係留が必要だ。マレーシアは緩やかではあるが、やはりイスラム教がメインであって宗教上の理由(犬が不潔だと)で、国家全体が犬に親切な姿勢を取っているとはいえない。特に空港の係官がイスラム系のマレー人だと心配せずにいられない。

97398_297398b_2房総半島、ドライブ車窓風景

 一方、日本から犬を輸入する場合、日本政府が発行する検疫書類が完備していれば、係留することなく到着日即日に愛犬を引き取って帰ることができる(やはり、日本は清潔で犬の病気が少ないことで、認められている)。引っ越し・輸送会社の勧めで日本経由のマレーシア入国にしたのである。

97398_397398b_3ドライブ途中のランチ、房総半島は海の幸の宝庫

 上海から東京へ移動し、日本での書類整備には1週間から2週間かかるので、そのため成田空港近辺で待機滞在する必要がある。日本・マレーシア便でサービスが良く、安心できる日系航空会社となると、成田発クアラルンプール行きのJAL便しかない。だから、今回宿泊施設の下見で成田空港近辺、千葉県房総半島めぐりのドライブとなった。

97398_4海ほたるから撮影、東京湾横断道路アクアライン

 上海からはANAの虹橋発・羽田着便を使って、羽田空港からはレンタカーかペットタクシーで房総へ向かう。このルートを今回、実際にレンタカーで走ってみる。今回ははじめて、東京湾横断道路、アクアラインを使う。アクアラインは、東京湾の中央部を横断する全長15キロの有料道路。羽田空港近辺の川崎インターから対岸の木更津まで15分で走破する。川崎からはトンネルで10キロほど走ったところ、海ほたる(東京湾に浮かぶ人工島、パーキング・ドライブイン施設となっている)という接続点があって、そこから木更津までは5キロほどの橋梁となる。

 東京と千葉はこんなに接近しているのだ。羽田空港からアクアラインを使って南房総までは1時間ちょっとで着くのである。

<次回>