今日2026年4月24日、ハナが14歳になる。そしてマルが13歳になる。

ハナの墓前に、ケーキを静かに添えた。冷たい土の下で眠る彼女に、せめて香りだけでも届くようにと。マルは今年も、「Happy Birthday」のケーキを幸せそうに頬張った。姉の分まで、元気でいてくれている。

あれから12年が経つ。
12年前のあの日——ゴン太とハチが毎日の散歩に出かけるたび、決まって二匹の痩せ細った影がついてきた。野良のハナとマル姉妹だった。仲睦まじく並んで歩く兄弟犬を、姉妹はいつも少し離れたところから、羨ましそうな瞳でじっと見つめていた。そして一層に散歩を終え、家のゲートの前まで来ると、名残惜しそうに立ち止まり、やがて寂しい背中を見せながら闇の中へ消えていく。
その後ろ姿が、忘れられなかった。夜、スコールが激しく屋根を叩くたびに、妻と顔を見合わせた。——あの子たちは、大丈夫だろうか。どこか雨をしのぐ場所はあるだろうか。お腹は空いていないだろうか。怖い思いをしていないだろうか。言葉にしなくても、二人の胸に同じ心配が波のように押し寄せていた。
そして2014年4月24日。ついに、決心した。姉妹を、家族として迎え入れた。

それからの日々は、まるで奇跡のようだった。ゴン太、ハチ、ハナ、マル——四兄弟姉妹が揃って、一つ屋根の下で笑いあうように暮らした日々。じゃれあい、寄り添い、時にいたずらもし、それでもまた仲良く眠る姿。あの幸せな時間は、どんなに年月が流れても、決して色褪せることなく心の中に刻まれている。

けれど、時は流れた。
ゴン太が、虹の橋を渡った。ハナが、続いた。そしてハチも…。あの羨望のまなざしで兄弟を見つめていたハナは、今は橋の向こうで、きっとまた二人と一緒に走り回っているだろう。
残されたマルは今日、13歳になった。あの雨の夜、ゲートの前で寂しそうに去っていった小さな影が、今はこんなにも長く、こんなにも深く、私たちの人生に寄り添ってくれている。

マル、誕生日おめでとう。そして、ハナ——どうか、向こうでも元気でいてください。




