マキアヴェッリ論(10)~日本人はなぜマキアヴェッリ好きになれないか?
S. Tachibana
<前回> マキアヴェッリズムには、多くの日本人が親和感をもたない。嫌う人も少なくない。権謀術数や性悪説の代名詞ともされている。なぜそうなったのか? マキアヴェッリという人間を地球上に生きる人間と思…
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マキアヴェッリ論(9)~天国への道と地獄への道
S. Tachibana
<前回> 「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」(マキアヴェッリ『手紙』) 日系企業のマネージャー研修の冒頭に私がいつも出す設問――。「もし、今日ここであなたが会社に解…
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マキアヴェッリ論(8)~恩恵の施し方、受動的な善行、将来への不安
S. Tachibana
<前回> 大好きな「人間というものは・・・」シリーズの一部である。 ●「人間というものは、危害を加えられると思いこんでいた相手から親切にされたり恩恵をほどこされたりすると、そうではない人からの場合…
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偏向報道やフェイクニュースの裏、ワイドショーの本質とは?
S. Tachibana
某メディアの編集幹部が私にこう打ち明けた。 「多くの読者や視聴者は国内外の情勢に関心があるわけではなく、ワイドショー化した報道に感情を煽られるかたちで反応しているだけ。反応があるからメディアもそこば…
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マキアヴェッリ論(7)~お涙頂戴の成功体験談と失敗の法則
S. Tachibana
<前回> 「時代の変化に対応して、自らの生き方を変えていけるほどの賢明な人物は、それほど多くはないものである。・・・これまでずっと成功してきたやり方を変えるには相当な勇気を必要とする。それで、慎重であ…
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【Wedge】働き方改革(4)~鳩山元首相が憧れたブルネイの正体
S. Tachibana
<前回> 豊かな産油国ブルネイは非資源国と比べて先天の優位性を有し、その格差を自ら誇示しているほどだ(参照:「働かなくても、頑張らなくても食べていける世界」)。その延長線上において、労働をめぐって、…
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マキアヴェッリ論(6)~働き方改革が不発に終わる理由とは?
S. Tachibana
<前回> 「改革の必要性は、初心にもどることにあるのだが、なぜそれが有益かというと、それがどんな形態をとるにしても共同体であるかぎり、その創設期には必ず、なにか優れたところが存在したはずだからである。…
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海外の日本人詐欺問題、「労せずして得る」意思が招く災い
S. Tachibana
海外で日本人が日本人を騙す話は絶えない。同胞なら信用できる。日本人であることや日本語ができることを、信用できるかどうかを判断する根拠や基準とするのは馬鹿馬鹿しすぎる。まったく非論理的な思考だ。 詐…
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マキアヴェッリ論(5)~米中貿易戦争はなぜ妥協できないのか?
S. Tachibana
<前回> 「君主は、自らの権威を傷つけるおそれのある妥協は、絶対にすべきではない。たとえそれを耐えぬく自身があったとしても、この種の妥協は絶対にしてはならない。なぜならほとんど常に、譲歩に譲歩を重ねる…
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