泡飯という貧乏人の食べ物、富裕層はこうして食す
S. Tachibana
<前回> 上海料理に紅焼(ホンシャオ)をはじめとする醤油風味で濃厚系の品が多い。すると、主食はどうしてもあっさりしたものが食べたくなる。そこで「泡飯(パウファン)」の出番となる。和食のお茶漬けに似て…
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マレーシア移住(46)~クールジャパン連戦連敗、自画自賛と自己陶酔のツケ
S. Tachibana
<前回> クールジャパンはもはや、「コールドジャパン」と化している。 官民ファンド「海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)」と組んで米国で「日本茶カフェ」事業を展開する長崎県の企業グループが、…
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上海料理に酔い痴れる日々
S. Tachibana
<前回> 上海出張の楽しみは、上海料理を食べること。以前長い間上海に住んでいた頃は、あまり食べていなかったが、いざ離れてみると、無性に恋しくなる。私が通っているのは、「小実惠」という小さな上海料理店…
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マレーシア移住(45)~「Japan Store」撤退、博物館経営は成り立たず
S. Tachibana
<前回> 私の「悪口予測」が的中するのにそう時間を要さなかった。 僅か1年後の出来事だった。クールジャパン機構がマレーシア・クアラルンプールにある伊勢丹「Japan Store」日本専門デパートか…
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野草や野菜の変身、脇役が主役になる舞台の裏
S. Tachibana
<前回> 上海出張中。早い時間帯に上海料理店「小実惠」に入ると、従業員たちが客席に座り、野菜の下処理に黙々と取り組んでいる。草頭の茎を摘み取るという作業は、さほど技術を要さない。ただ作業に時間がかか…
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マレーシア移住(44)~伊勢丹の失敗、「Japan Store」と「Nippon Museum」
S. Tachibana
<前回> 2017年3月6日付けの私の記事を一部抜粋・転載する――。 日曜の夕方、月例コンサートの帰り、4か月前にオープンしたクアラルンプール伊勢丹「Japan Store」の視察に立ち寄る。 …
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マレーシア移住(43)~「ほんまもん商品」と「ほんまもん商売」の違い
S. Tachibana
<前回> アジアの日本料理店。アジア現地人客に合わせて「非王道」系の日本食を出すと、日本人客に怒られる。「現地人に迎合する料理を出し上がって」と。そういう日本人客は無視すればいい。江戸前が食べたけれ…
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マレーシアのノロノロ電車とボロボロ駅舎
S. Tachibana
マレーシア在住10年、初の電車体験。遅いが、意外にも快適。マレーシアは基本的に車社会。電車は低所得者のために作られたシステムで一刻を争うニーズがないから、60kmの距離は1時間40分以上もかけて走る…
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マレーシア移住(42)~金子光晴の日本料理店、ユートピアは成功しない
S. Tachibana
<前回> 私は文学に興味が薄い。詩や小説たる読み物は全く手にしない砂漠の駱駝だ。故に、詩人金子光晴のこともほとんど知らない。マレーシアの南方にあるバトゥパハという小さな街を旅することで、金子の作品に…
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