Excellence 卓越=Resources 資源+Intelligence 知恵+Solutions ソリューション
EIOS(ERIS Intelligence OS)は、企業を構成する情報・人間・制度の流れを、ひとつの知的アーキテクチャとして再編する企業OSです。企業活動は本来、情報の取得、解釈、判断、制度化という連続的なプロセスで成り立っています。しかし現実には、業務はサイロ化し、判断は属人的に分散し、制度は運用から乖離しがちです。EIOSは、この断絶を「知性の循環」という一本の軸で統合し、組織内の知的機能を再構築します。
近年、AI(人工知能)の進化によって企業経営はかつてない速度で変化しています。人間、制度、AIがそれぞれ異なるリズムで動く環境では、この三要素を同じ基盤で同期させる新しい組織設計が必要になります。EIOSの目的は、人と制度が本来持つ力をAIの処理能力と結びつけ、組織全体の性能を引き上げることにあります。
EIOSの中核には、ERISが設計する知性モデルがあります。情報は取得しただけでは意味を持たず、構造化・評価・制度化を経て初めて組織の力となります。EIOSは、EP(情報資源)、EOI(業務情報化)、EDI(意思決定知性)、EII(制度知性)の四層を連動させ、企業内部の知性を自律的に再生産する仕組みへと転換します。情報が流れ、判断が深まり、制度が学習する「知性循環型企業」への進化を支える基盤です。
当社は、この統合を実務として段階的に実現するため、EP、EOI、EDI、EIIを組み合わせた企業OSアップデート事業を2026年4月から開始いたします。従来のコンサルティングでは到達できなかった領域に踏み込み、組織の内部構造そのものを未来仕様へ組み替えるプロジェクトとして推進してまいります。
EIOSは、組織に変革を押しつける発想とは異なる仕組みです。痛みや抵抗を前提とする改革路線ではなく、企業が自然に機能しやすい「器」を整えることを目的としています。人間、制度、AIの役割を明確に分離し、それらを一貫した知的基盤で支えることで、組織は自律性と安定性を獲得します。EIOSとは、企業内部に静かに設置される「知性のインフラ」であり、外部環境が変動する中でも学習し続ける企業づくりを支えるOSです。
EP – ERIS Platform
情報は、資源から燃料へ、そしてパワーへと変換されます。EPは、企業に蓄積された情報や外部インテリジェンスを、AIによって三段階で処理します。
1. 資源として集積
2. 燃料として構造化(AIが抽出・精製・整理)
3. パワーとして活用(意思決定や業務運営を直接駆動)
情報が存在するだけでは成果は生まれません。当社のEPは、情報を資源から燃料へ変換し、最終的に企業を動かすパワーへと転換するプロセスを内蔵しています。EPは、企業内AIやEOI、EDIに必要なデータや判断材料を供給する中枢として機能します。
EOI – ERIS Operational Intelligence
組織の業務とAIを結びつけ、動く仕組みを作ります。EOIは、企業内部のオペレーションをAIと接続し、組織の動く構造を再設計する仕組みです。目的は三つです。
1. 業務の棚卸により、どこでAIが効果を発揮するかを特定
2. 人間、制度、AIの分業ラインを定義し、無駄を排除
3. 浮いたリソースを成果に直結する領域へ再配分
EOIでは、AIエージェント導入、プロセス再設計、モニタリングを行い、必要に応じてThree-Tier™/3階建®制度とも接続させながら、社内AI化の工程を一貫して構築します。まずは採用、労務、総務、経営企画などの部門からプロトタイプを展開し、その後、生産管理や販売、サービス領域へ順次拡大していきます。
EDI – ERIS Decision Intelligence
経営者、AI、人間コンサルタントが対話し、意思決定をつくる基盤です。EDIは、経営判断を支援する分析エンジンであるだけでなく、経営者とAIが双方向に対話し、そこに人間コンサルタントが伴走する三者協働の意思決定システムです。
AIは、政策、法律、競合、組織データなど多様な情報を横断的に分析し、課題の構造化、選択肢の生成、リスク予測、推奨行動の提示を行います。経営者はAIとの対話を通じて、自社状況に即した判断軸を形成します。さらに当社コンサルタントがプロセス全体に介入し、AIと人間の視点を統合しながら意思決定の質を高めていきます。
EDIは、感覚や経験に依存しがちな従来の経営判断を、データ、推論、対話によって支える仕組みです。経営者の思考を置き換えるのではなく、思考の射程を拡大し、判断の精度と速度を高めます。
EII – ERIS Institutional Intelligence
既存制度を尊重しつつ、AI時代に最適化する制度アーキテクチャを構築します。EIIは、各社がすでに持っている人事制度や運用ルールを尊重しながら、それらをAI時代に適合させるために再設計する仕組みです。Three-Tier™/3階建®制度は有力な選択肢の一つですが、導入を前提とするものではありません。
企業ごとの歴史、文化、業界特性、組織力学に合わせて、既存制度のどこを維持し、どこを更新し、どこをAIと連結させるべきかを見極めていきます。
EIIは、報酬体系、評価制度、等級体系、職務構造、コンプライアンス、統治ルールなどを対象に、外部環境や内部データから改善ポイントを抽出し、制度を継続的にアップデートできる状態へ導きます。制度を静的な文書ではなく、組織の動きに合わせて調整される生きたアーキテクチャとして捉え、EOIやEDIの結果とも連携させながら最適化します。
EIIの目的は、制度そのものを作り替えることではなく、制度が組織の動きを妨げず、むしろ加速させる形に仕上げることにあります。Three-Tier™/3階建®制度を採用するか既存制度を強化するかは、企業ごとの状況に応じて柔軟に判断します。
四領域の連動によって、組織は自走へ移行します。EPが情報を資源からパワーへ転換し、EOIが業務構造をAIと結びつけ、EDIが意思決定を支え、EIIが制度を整えます。四つが連動するとき、企業は外部環境に左右されず、自ら動き、学び、修正する自走型の構造へ移行します。
これは、AIが人間を置き換える構図ではありません。人間、制度、AIが互いの強みを補い合い、組織全体がより高い性能へ到達するためのアップデートです。このプロジェクトこそが、当社が2026年から順次展開する新たな事業の中心です。
お問い合わせ:ERIS Asia 事務局






