退路を断つのが最大の退路、ベトナム事業展開苦戦中

 明日はベトナム出張。月曜日にホーチミンで予定されている勉強会はほぼ満席に埋まった。

 昨年末、初めてセミナーを有料化したとき、まったく集まらなかった。ベトナムでは、私は知名度が低いというよりも、ほとんど知られていない。

 先行コンサル業者もすでにたくさん出ているようで、全般的に無料か格安セミナー料金のなか、高額のNew Faceでは受けが悪いのも当然だ。

 同業者競争はやらない主義だ。「他社がやらないこと」「他社ができないこと」をやるのが私の信条だ。それが少しずつ効いてきたようだ。

 その代わりに、現地での異端的な違和感もかなり目立つ。中国では自分流が1つのスタンダードになったが、ベトナムではまだまだなっていない。それよりも他社流が現在の市場スタンダードになっている。

 そこで、やはり癖の強い立花流に拒否反応を示す企業も多い。私はそれで自分のスタンダードを変えるつもりはまったくない。お客様は神様ではない。合わなければ、互いに相手にしない。基本的に二八法則で、私は8割の市場を放棄して2割を取り込むほうである。まだまだ苦戦が続きそうだ。

 絶対に負けないぞ、自分に負けない。市場に負けたら、撤退するだけで済む。自分に負けたら、一生の終わりだ。失敗や撤退には、私は恥じらいのかけらもない。

 退路を断つのが最大の退路だ。