豪快に羊肉、上海でウイグル料理を食す

 6月24日(月)から3日間上海出張。滞在中にウイグル料理(新疆料理)店「耶里夏麗(イエリーシャーリー)」に足を運ぶ。

 ウイグル料理は清真料理(ムスリムの料理)とも言い、本来ならばハラール系として厳格に管理されるべきだが、どうも、その様子はない。あえて「新疆料理」という名を使っているのも、入植した漢人など当該地域に居住する他民族を広義的に網羅する意図が込められているのかもしれない。

 肉類では、何と言っても羊肉。有名な「羊肉串」は豪快。ピリ辛で大変美味しいが、ただ脂肪もそのまま焼かれるので、全体的に油がきつい。1串を平らげたところ、かなりの満腹感が得られる。日本的な「串焼き」感覚で注文すると、大変なことになる。要注意。串焼き以外にはラムのミンチ料理やラムチョップ、少々中華風の炒めものなどとバリエーションに富んでいる。

 肉苦手の人には魚料理もある。新疆ウイグル自治区の南東部にある塩湖ロプノール(羅布泊)湖産の魚を塩焼きにする。なかなか珍しいが、意外にも淡白な味でうまい。とはいっても、魚よりやはり客は肉食が中心、しかも大食いが多い。巨大な皿に豪快に盛られる肉を次々と平らげていく光景には感嘆せずにいられない。かなわない。

 満腹、満腹。ご馳走様でした。