格差是認が救済の前提、AIベーシックインカム時代の「ノブレス・オブリージュ」
S. Tachibana
<前回> 格差を伴う階級の存在を直視し、認めたうえで救済を行う。イスラム教の「ザカート」と「一夫多妻」制はまさにその典型である。 ● ザカート制度 ザカートは「富裕層(上層)が身分上の義務として貧…
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運転手を雇った理由、還暦を超えて考える「時間」と「集中力」の配分
S. Tachibana
同じ車でも、後部座席の乗り心地は違う。かつてはハンドルを握ることが当たり前だった私も、今は運転席ではなく、後部座席に座ることが多くなった。座り心地の違いは、単なる物理的な感覚ではなく、時間と意識の使…
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祝ハチ14歳誕生日、「相互見守り生活」に伴う決断
S. Tachibana
<前回> 2025年8月6日、我が家の次男ハチが14歳の誕生日を迎えた。体重16kg、人間に置き換えればおよそ72歳。還暦を過ぎた私より、さらに12歳も年上となった。 日々の暮らしのなかで、互いの…
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香りの彼岸、ドリアンが私を変えた
S. Tachibana
マレーシアでは、例年のように今年もドリアンの季節を迎えた。果物屋には山積みの果実が並び、皮の隙間から漂うあの強烈な匂いが、通りを歩く人々の足を止めさせる。 今年は豊作の年だと聞く。とりわけ「猫山王…
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勝手に蒔いた種が実をつけるとき、人はなぜこんなにうれしくなるのか
S. Tachibana
我が家の庭の塀の外、つまり公共空間に見えて実は準私有地。そこに、ふと思いついてパイナップルやパパイヤの種や苗を勝手に植えてみた。特に深い考えもなく始めたその小さな「遊び」が、ある日しっかりと実をつけ…
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光と影のスレンバン開発、嬉しさと戸惑いの狭間で
S. Tachibana
今日も自宅に来客があった。新居に入居してから早くも2年が経過し、いよいよ第2陣となる内装改修を計画中である。今回は主に間接照明の工事が中心。地元の友人が業者を紹介してくれ、今日はその下見に訪れた。…
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還る場所、共に在る時間――ハナ、庭に眠る
S. Tachibana
<前回> 2025年6月27日(金)。七七日(四十九日)を迎えた今日、ハナの納骨式を執り行った。場所は、ハナが生前こよなく愛した我が家の庭である。緑に囲まれ、小鳥のさえずりに包まれるこの場所は、ハナ…
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太陽、筋肉、水――生命を起こす朝の儀式
S. Tachibana
友人には、「働くな、休んで遊んだらいい」と勧められている。私にとって、働かないことは、死ぬより辛いので、それができない。だが、働くことのリズム調整ならそう難しくない。 まず、朝は完全に自然目覚め。…
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土曜日のさらなる活用、祈祷時間・宗教的多様性に対応するRRF制度
S. Tachibana
<前回> 宗教的多様性に対応する柔軟労働制度――Respect Religion Flex-time(RRF)の提案。 マレーシアは多民族・多宗教国家であり、企業活動においても宗教的配慮は不可欠な…
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