日本国内では、現行の保険証は2024年12月2日に廃止され、その後、「マイナ保険証」に1本化される。マイナンバーカードの取得は任意だが、保険証の廃止をもって、事実上取得を強制されることになった。公的証明書をマイナに「一本化」は既定路線であって、方向性が明らかに見えたところで、日本国内の反発が強い。
身分証明書の一本化としてのマイナ制度には、私は支持だ。国家が国民の個人情報を把握するのは当たり前だ。濫用悪用のリスクは、マイナがなくても存在する。別途防止策を講ずるべきだ。日本人の運転免許証による身分証明書代用はおかしい。国内線の搭乗に身分証明書チェックなしではもっとおかしい。理由は、自由取得である運転免許証もパスポートも持たない日本人は写真付き身分証明書を提示できないからだ。
マイナンバーカードは、強制取得にすべきだ。
マイナ制度は、日本国家規模の「DX」。何が悪い?増税でがっぽり取られるから?あらゆる資産が、国家が管理しやすくなることによって、簡単に資産へ課税することができてしまう。消費税のように1%上げるだけで膨大な税収を獲得できる性質を「資産税」は持っている。銀行預金、不動産などあらゆるものに幅広く課税する「資産課税」を許すと、政治家と官僚のムダ遣いがさらに増えるという懸念だ。
銀行口座の紐付けで財務状況を政府に把握されるのが嫌だったら、合法的に別の対策を講じればいい。資産の分散、そもそも日本人がやって来なかったから、焦っているのではないか。
「上に政策あれば、下に対策あり」という中国人民。中国は権威主義国家で「政策」を変えられないから、国民は能動的に知恵を絞って「対策」を講じる。それで知恵がどんどん発達する。それが悪知恵?狡賢さ?日本人はすぐ価値判断するからダメなのだ。しかし、日本は民主主義国家、国民はまず「政策」反対にエネルギーを投入する。終始受動的で知恵もサバイバル力も進化しない。
補足するが、民主主義国家の政策を変えられるのは、資本家財閥のロビー活動。国民ではない。本質は、日本の富がアメリカに吸い取られていることにある。マイナンバーやら「増税」やら政治家と官僚のムダ遣いやら、単なる枝葉にすぎない。
日本人はいつまでも「外柔内剛」――対内は強く当たるが、対外は何もできない、何も知らない、知ろうともしようともしない。日本国家はアメリカに収奪され、国民は二次三次的に収奪されているだけ。それが本質だ。マイナンバー制度は、必ず強制化する。時間の問題だ。アメパパの指示には逆らえない。