日本は破綻せよ!

 日本はこれからどうなるのか。東京で某出版社の編集長と議論することになり、意見が一致した――。

 財政、経済成長と社会福利、三兎を追うことはできない。歳出を削減しても、今の状況ではとても無理だ。何と言っても、消費税増税は断行すべきだ。10%の増税で日本を救うことができない。15%か20%くらい、増税しなければ日本は危ない。

 国家財政の危機は、国民が肌で感じることができない。国民はどうしても自身の利益に響く消費税増税に反対する。国民にじっくりと説明するのが政治家の責務だが、票集め目的で政治家が消費税増税議論を避けるのが無責任だ。

 このままでは、日本が破綻するに違いない。

 いつまでも既得利益の調整でもめる日本にとって、最善な出口は、破綻することだ。日本はデフォルトを宣告する。破綻した国家は、IMFの管轄下におかれ、再建に乗り出す。私に言わせて見れば、日本がいま、必要としているのは、第二のマッカーサーだ。

 このままでは、あと数年で、日本は破綻する。破綻で日本が生まれ変わることができれば、喜んで破綻を迎え入れるべきだろう。

 過激な言論だが、厳しい現実だと思う。