新人入社

 4月18日付、日本人女性2名、コンサルタント補佐として入社。

 1名はコンサルタント候補として、これから復旦大学法学院に留学しながらの仕事となり、中国法修士を目指す。もう1名は、日系顧客担当として勤務する。

 受注は相変わらず常時満杯状態で、いよいよ限界を感じる。一時受注中止といいながらも、長年の顧客の仕事やその紹介で来られる企業には、なかなかドライに断れないのが現状だ。

 当社では、ここ数年日本人採用は立て続け失敗しているが、再度の挑戦となる。このような実情を、新人にすべて説明したうえでの採用だ。最近は、専門知識や経験を基本的に求めないことにした。価値観と人物像優先で選考している。

 新人の研修・教育は、あくまでも「顧客目線」だ。営業はするなと。日系企業が抱えている問題点をとにかく掘り下げてもってこいと。日報は不要。毎週金曜日、企業の問題点のオンパレードでミーティングをする。

 商品やサービスは、すべて顧客の現場を源にして開発していく。新人はスタート地点から、「顧客目線」の養成に最大限の資源を投入する。

 そして、理念や価値観がマッチしない顧客とは、付き合わない。売上を惜しまずに切り捨てようと叩き込む。顧客に選ばれる一方、顧客を選ぶのが当社である。