マサイマラの朝は早い。早朝5時、モーニングコール担当のバトラーが熱々のコーヒーをテントまで運んできてくれる。朝の支度が終わると、6時半にゲームドライブに出発。
半日サファリでなければ、8時半にキャンプに戻ってくる。そこでゆっくりと朝食。担当のジョーンさんは今日も笑顔で迎えてくれる。「どうですか、朝のサファリ」。キャンプでは、食事(レストラン)担当、ドライバー兼ガイドそして客室係のバトラーには、それぞれ決まったスタッフがついている。それは最終的にそれぞれチップを渡すことになっているからだ。
朝食後は、プールサイドで読書。そばには時々イボイノシシの親子が訪ねてきたりする。
12時30分、昼食の用意ができると、プールサイドに持ってきて食べてもよし。そこで、持参したカップ麺の出番になる。熱湯を用意してもらい、注ぐと懐かしい醤油味で胃袋がリラックスする。熱湯のことを、「Hot water」といったらぬるま湯しか持ってこない。必ず「Very hot boiling water」といわなければならない。カップ麺のことを初めて見て、容器をもらっていいかというスタッフもいるほど、現地ではかなり珍しい食べ物のようだ。
午後は、ラウンジーでコーヒーを飲んだり、自室テントのデッキでシガーを楽しんだり、夕方のゲームドライブまでの時間を適当に潰す。
夕方のゲームドライブからキャンプに戻ってくると、周りはすでに暗くなっていた。キャンプファイヤーを囲んで、ジントニックでも飲みながら、マサイダンスのショーを楽しむ。
夕食は基本的にビュッフェ形式だが、たまにコース料理で一品ずつ席までサーブしてくれるときもある。味はなかなか悪くないが、ご飯がないのが難点。アフリカ料理のクスクスは、小麦粉から作られた粒状の食べ物で見た目ではご飯によく似ているが、味も食感も全然違うので、私個人的にはあまり好きになれない。
21時半ごろ、テントに戻り、シャワーを浴びて就寝。