政治とメディア

 日本人で、いま政治に関心のある人、どのくらいいるのだろうか。

 全般的に、大多数は政治に無関心のようだ。社会の在り方、世の中に文句があっても、政治に無関心というのは、公民権放棄だ。だったら、文句を言うなと言われても返す言葉がない。

 私が住んでいるいわゆる日系マンション団地のTVは、民放も入れて十数チャンネルはすべて日本語放送だ。最近、我が家の視聴率がほぼゼロ。馬鹿げた民放のバラエティで、日本人はどんどん愚民政策の奴隷になってしまう。

 論理的にモノを考え、正誤を独自の批判的な目線で判断し、人生の意思決定をしていく、このようなことを教えてくれるメディアは皆無に近い。

 このような愚民政策に加担している日本のメディアは責任が大きい。私の知り合いで、某大手メディアの編集担当者で、自分の意見を言い続けたら、とんでもない部署に異動させられたり、ジャーナリストが一サラリーマンとして、モノを言う権利が制限されている日本のメディアをみると、涙も出ない。

 特に、いわゆる中道左派の日系メディア、一層新華社に買収されたらいい。いや、新華社だって、最近本音で語ろうとしているのだ。そんな日本のメディア、くれぐれも、国民のみなさんはメディアのいうことを鵜呑みにせず、自分の価値観でしっかりものを考え判断してほしい。