美しいアオザイ姿ほど楽しくない、ベトナム法人の財務税務作業

 ベトナム人女性の美しいアオザイ姿、一緒に記念写真に収める余裕は今日になってやっとできた。

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 昨日(8月11日)は地獄の一日だった――。朝一番、通訳を連れて銀行へ法人口座の開設に行く。まずはトラブル。7月1日にベトナム投資法の運用細則改正があって、外資企業には従来の「投資許可書」に加え、「商業登記証」も必要になった。さらに社印製作は電子化され、従来の印鑑登録証明書が発行されなくなり、ウェブサイトでの印鑑確認となった。

 銀行側も初めて運用の変更を知り、行内法務部への確認に追われる。やっと一件落着と思いきや、会社定款の認証版と投資許可書に若干の内容の相違が見つかったため、再度弁護士事務所に確認を行う。原因は弁護士秘書の書類製作上のミスだったことが判明、慌てて修正と再製作。

 たっぷり3時間かかって、やっと手続き終了。2週間後法人口座が出来上がる。取引銀行は当社上海法人と同じく、スタンダードチャータード銀行ハノイ支店。

 午後は会計税務担当者との打ち合わせに入る。ライセンス税(事業税)の申告と納付、VAT税控除方式申告、税務電子申告プロバイダーとの契約、税務申告電子署名登録、VATインボイスの印刷・発行の準備作業、会計帳簿の立ち上げ・・・。

 夕方18時過ぎ、やっと終わった。疲労困憊。