仕事納めと年末総括

 仕事が終わらない。でも、一応形上では今日は仕事納めとしたい。

 今年の総括ほど難しいことはない。世界が激変している。特に年の後半から米中貿易戦争が激化する様相を見せ、ファーウェイ事件が相まって中国と米加の対立を深刻化させた。

 米中貿易交渉の90日はすべて3分の1が過ぎてしまった。あと60日で何とか妥協に持ち込めるだろうか。まったく楽観できない状況だ。そうした意味で、来年3月2日にトランプ氏が対中関税を約束通りの25%に引き上げた場合、局面がさらに悪化するだろう。

 年末に向けて米中貿易戦争はすでにじわじわと中国経済に影を落とし始めた。関税が25%に引き上げられた場合、来年の中国は悲惨な状況になる。特に企業の倒産と失業、これは直ちに社会安定に直結するだけに、懸念される。

 当社も先日、上海事務所の縮小移転を行ったばかり。業務の海外移管と外注化が進む中で、来年の中国定例出張も回数を削減せざるを得ない。その分Web会議やeラーニングといったITツールの活用によって、逆にこの際、業態のイノベーションに取り組みたい。

 年末年始は自宅で水泳などで少し体を動かしながら、ゆっくり過ごしたいと思う。