Amazonと偽った詐欺メール、なぜすぐ見破られるか

 本物そっくりのAmazon偽メールが頻繁にやってくる。何よりも、メールアドレスは amazon.co.jp になっているのもある。それにしてもザルのような詐欺だ。

 ① 「あなたのアカウントАmazonを更新できませんでした」だが、「アカウントAmazon」って何?アカウントなど、更新が必要?

 ② 「カードが期限切れになったか。請求先住所が変更されたなどさまざまな理由」だが、登録決済用クレジットカードの期限切れなら、ショッピングの決済ができない、それだけの話だろう。カード決済なら、請求先住所などどうでもいいだろう。

 ③ 「アカウント情報の一部が誤っている故に、お客様のアカウントを維持するためАmazon情報を確認する必要」だが、Amazonはそれで余計な事務コストをかけるほど馬鹿ではない。

 ④ 「24時間以内にご確認がない場合、誠に遺憾ながら、アカウントをロックさせていただくことを警告いたします」となると、噴き出す。これで客を追い出す馬鹿なことを、どんな会社もしない。あと、「警告」という言葉は、弁護士の債権取り立て内容証明でもないし、一般業者は使わない。

 あまり、頭の良い詐欺者ではない・・・。