上海の夜は怖い?「金魚」「木魚」小姐カラオケクラブの色々

 金曜日(4月10日)夜、クライアントと久々のカラオケ・クラブ。

 私は、天下一品の大音痴で、まったく歌えません。小姐とお話するなら2~3時間でも平気です。仕事柄、小姐との会話も、情報源として重宝しています。せっかく高い飲み代を出して、無駄にしたくありません。

 今回行くところは、「花道」(番禺路×法華鎮路)。飲み代やチップの相場として、安い方ではないが、ボトルをバンバン飲まれないのがこの店の良いところ。小姐の美人度も、上海でトップクラスかな・・・粒揃いの店です。

 私が94年にはじめて上海駐在になったとき、市内に日本人向けのKTVは、数軒しかありませんでした。いまは、数え切れないほどです。カラオケ・クラブといえば、一番頭が痛いのは、出張者など日本から来られるお客様で、ディープなサービスを求めるケースです。いわゆる、「お餅」サービスです。

 私は、基本的にあの系統の店には連れて行きません。「お餅」は、中国法違反で、店内やホテルなどで御用になれば、大変なことになります。

 因みに、面白いことをご紹介します。香港あたりならよく知られていますが、小姐店の場合、「金魚」と「木魚」のグループ分けです。

 「金魚」とは、美人ばかり、観賞用で「お餅」できません。「木魚」は、叩けば鳴るということで「お餅」小姐だそうです。

 店によっては、「旦那、今日は、金魚?木魚?」とママが聞いてくることもあります。

 すると、「うん、お客様には、まず金魚、合図したら、木魚に切り替えでお願いします」と応答したりします。

 なかに、「おれは、金魚を木魚に変えてみせる」という強者もいます。まあ、小姐との自由恋愛は、違法になりませんけれど・・・どうぞ、ご自由に。

 最近、パパ付きの小姐も結構います。自由恋愛といえども、月々の生活費の金額をオファーしてくるしたたかな小姐もいるようです・・・

 小姐は可愛いが、落とし穴や滅びる道には要注意。小姐トラブルで自殺する領事館員もいるくらい、上海の夜は怖いですよ。