フーコック島(1)~刺身食いという冒険

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 2月7日(火)、昼過ぎにホーチミン発のベトナム航空便でフーコック島へ向かう。3泊の休暇ということだが、もちろんまったく仕事しないわけではない。

 実は、2020年3月にフーコック島の休暇を予定していたが、コロナでキャンセルになった。いささかリベンジ旅行という意味もあって意気揚々として飛行機に乗り込む。

 午後、島に到着してホテルにチェックインすると、まずは昼寝。英気を養って、夕方に向かうのは庶民食堂「Thanh Đủ Quán」。フーコック名物の夕日を眺めながら、海鮮をいただくのが最高の気分だ。

 刺身。東南アジアでは火を通したものしか食べなかった私は、ここ数年、刺身も食べるようになった。当たるリスクがないわけではないが、店にとってはネット上の書き込みというリスクもあるので、その分慎重に取り扱ってくれるだろうと、割り切って注文する。

 新鮮で味がいい。もちろん、価格は安い。ただ今回、ワサビを持参しなかったのが失敗。ベトナムのワサビはとにかく、辛い。辛すぎる。ツーンと喉元と鼻腔全体に突き刺すようなあの辛さ…。

 刺身以外の海鮮類も美味しい。

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