「賃金集団交渉規定」法案化、いよいよ来年賃上げ本番迎える

 いよいよ賃金制度立法が本番を迎えようとしている。

 11月10日付の国内経済紙が報じたところによると、人力資源社会保障部と全国総工会が共同で、「賃金集団交渉規定」の法案化に着手した。

 利権の調整で難航している「賃金法(賃金条例)」の代替版といっても差支えないだろう。「賃金集団交渉規定」の内容はずばり、賃上げと企業の利益増の関連付けであって、集団交渉の本格化を誘導するものとなるだろう。

 「2012中国人事労務トラブル・賃上げ対策セミナー」(北京11月30日、東京12月8日、上海12月13日)の内容を調整し、新法令の内容予測と対策提示を重点的に盛り込む。