金!札を数える作業で手腕疲労を起こす国

 4月5日のヤンゴンセミナー、会場の手配等アレンジはやっと終わった。今回使うパークロイヤル・ヤンゴンは、なんとクレジットカード(ビザとマスターだけ)が使える、しかも手数料ゼロ!思わず嬉しくなる。

95603_2今回のセミナー会場となるパークロイヤル・ヤンゴン

 ミャンマーでは、何でもキャッシュ。クレジットカードの使用は、高級ホテルの宿泊に限定されている。しかも、たとえば、皆さんお馴染みのトレーダーズ・ホテルの場合、カード手数料は4%も取られてしまう(ホテルの説明では、シンガポールあたりのカードセンターに送って処理するので、その分手数料がかかると)。

95603_3パークロイヤル・ヤンゴン

 毎回ミャンマー出張のとき、大量の新版米ドル札を持っていき、ミャンマーチャットの現金に両替する。しかも、米ドルの新札しか受け付けてくれない。新札を持ってくるように友人に言ったら、ピン札を持ってきた。

 ダメ!それは新札じゃない。空港両替所のオバサンと大喧嘩。新札じゃないかこれ。違う、それじゃない、新版の新札だよ。ほら、あのBig Face。100ドル札のベンジャミン・フランクリン肖像顔のこと。新札とはピン札じゃない、米ドルの新版の札のことで、もちろんできれば新版のピン札が一番いい。

95603_4一番よく使う5000チャット紙幣

 一番よく使うチャットの額面は、1000チャット(100円)と5000チャット(500円)。一回両替すると、どんどんどんとチャットの束がやってくる。数えたら手が疲労して、途中でやめてしまう。まあ、いいか、信用しよう。

 ということで、ミャンマーはまだ現金社会である。