ル・パサージュ莫干山(2)~逃避行の愉悦に浸かるひと時

<前回>

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 鶏の鳴き声で迎える山村の朝、PM2.5を意識せず、思い切って深呼吸する朝、こんな贅沢はほかにない。

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 カナダのバンフやニュージーランドのクイーンズタウン、あるいはスイスのグリンデルヴァルト・・・。数々旅の思い出が蘇り、それとなく彷彿させる面影がここにあった。

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 焼き上がるパンの香りが微風に乗せられ、優しいモーニングコールに変身し、疲れ切った都会人の心に甘露のような潤いを与えてくれる。こんな朝で、思わず無尽の幸せがしみてくる。

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 ここも中国の大地の一角。大都会の殺伐とした経済成長の足音から逃げ切る、逃避行の愉悦に浸かるひと時、何と素晴らしいことか・・・

<次回>