愛犬と泊まれる宿in房総(2)~動物を愛する国の価値観

<前回>

 千葉県・ブルーベリーヒル勝浦。――愛犬と泊る宿はここに決めた。決め手は、大きな庭。どのくらい大きいかと言うと、20万坪。構内を散歩して一周するには、1時間はかかる。

97431_1千葉県・ブルーベリーヒル勝浦

 宿泊棟は、広大な敷地の中に点在しているが、何と言ってもペット専用棟が併設されている。ベッドは2台~4台、最大家族4~5人とペット2~3匹まで収容できる。もちろん、ペットは同室OK。広大な敷地には、リード(引き綱)なしで愛犬が自由に走れる専用ドッグランは2か所も設けられている。申し分ない。千葉にこんな素晴らしい場所があるとは想像もしなかった(千葉県に失礼な言い方だが、ごめんなさい)。

97431_2ドッグランの後ろにペット専用棟
97431b_2客室内

 日本は動物に優しい国である。動物愛護・福祉については、「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」(平成12年12月1日施行)だけでなく、「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」(平成21年6月1日施行)もあって、関連法整備がきちんとなされている。

 同じ中華圏の台湾でも、「動物保護法」があり、その第1条では、「動物の生命を尊重し、動物を愛護するために、本法を制定する」と、日本とまったく同じ立法趣旨を示している。

97431_397431b_3広大な専用ドッグラン

 しかし、中国ではどうだろうか。「動物愛護法」の立法は数年前から有識者らが呼び掛けているにもかかわらず、立法がなかなか進まない。なぜなら、動物愛護などは経済発展とほとんど関係がないからだ。あくまでも、功利主義的経済発展至上の中国では、動物愛護の優先順位が極めて低い。逆に法が成立すれば、動物愛護の法定義務が一部金儲けの邪魔にもなりかねない(例えば、熊の胆汁取りの製薬業、食用肉業など)ので、当然利益集団からの反発が強い。

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 中国には、「動物愛護法」はないが、「野生動物保護法」がある。その第3条では、「野生動物の資源はすべて国家所有に属する」と明文化されている。なるほど、国家財産となると、しっかり立法して守るわけだ。徹頭徹尾の功利主義の姿勢が丸出し。

 これはまさに国家の価値観。中国は日本や諸外国と価値観を共有できていない。ここにも垣間見える。このような国では、空気を汚し、水を汚し、土壌を汚し、国民の生命ないし子子孫孫の生命や幸福に無責任極まりない姿勢を示した以上、動物に愛情など持てるはずがない。

 日本の青い空と緑の大地を見渡し、深い、深い郷土愛がこみ上げてくる。汚されたく、この美しい国、動物と幸せに共生できるこの美しい国を守り切りたい。

<終わり>

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