北京「和坐」再訪

 北京出張3日目、クライアント企業の勉強会。今年1年の経営、人事労務総括とトラブル事例ケーススターディ。

 ここのところ、セミナーはほとんど上海で開催しているため、このような総括まとめが都合がよく、短時間で濃縮エッセンス的な内容である。少人数なのに、大幅予定時間を超過しての開催となった。

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 勉強会後のプライベート会食は、北京「和坐」でゆっくりと堪能する。1年前と変わらない高いレベルであった。変わったのは中国人客がずいぶん増えたことくらい。上海もそうだが、最近どこの高級和食店でも軒並み、日本人客よりもローカル客や外国人客が相対的に増えている。日系企業の接待費予算の削減が大きく影響しているだろう。

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 日本人客に頼らずローカル市場に食い込むのは素晴らしい。ただ、正統派日本料理の良さがどこまで理解されるかがかなり懸念される点だ。食材をはじめ、調理法や食器まで、全般的に日本料理を楽しむ力の育成、いわゆる消費者教育の部分、大変重要であり、またもっとも難しいところでもあろう。

 善戦してほしいものだ。