芯が強い、ベトナム雑感

 10月16日(金)、午前はホーチミン市内の表敬訪問と社内打ち合わせ。夕方16時40分発のマレーシア航空759便で、19時30分クアラルンプールに帰還。

 ホーチミンとクアラルンプール間の飛行機、飛行時間はわずか1時間40分。やろうと思えば、日帰り出張でも出来てしまうほどの至近距離だ。これと比べて、ホーチミンとハノイの距離感(飛行機1時間50分)が相対的に大きくなってしまう。

 ベトナムは細長い国土を有している。これは日本にもよく似ている(さすが規模でいえば、チリに及ばないが)。ただしベトナムはほとんど戦争に負けたことがない。フランスを追い出し、アメリカや中国との戦いにも勝ち、その強さは地政学にも関係しているのだろうか。

 ここ1年、7回ほどベトナムを訪れている。ベトナム人に対する認識も微妙に変わってきた。多くのメディアが言っているような「勤勉」や「素朴」について少なくとも額面通りに受け取れない。

 「芯が強い」というのが私の感覚である。特にベトナム人女性。個人差はかなりあると思うが、その強さはむしろ日本人以上かもしれない。政府に頼るとか、会社に頼るとか、そういう他力本願的な部分は極めて少ない。この点について、日本人は謙虚に学ぶべきだと思う。

 11月もまたベトナム出張を予定している。