「闘病」という言葉はあまり好きではないが・・・

 先日の上海出張中にまたもや、鼻粘膜がやられた。それが引きずってクアラルンプールに戻ってから重症化してしまった。やっと症状が治まり、昨日思い切って泳いだら今日はだいぶ軽快になった。

 持病のアレルギー鼻炎で、数年前手術してかなり改善した。ただ、粘膜が弱くなっていて炎症を起こしやすい。中国の空気が悪く、それが発症の誘引になったようだ。初めてではない。何回もやられている。

 鼻が問題を起こすと、その周辺直径10数センチ範囲の頭部に被害が波及し、思考力低下を招来するからたちが悪い。普段脳で考えてそのままレポートの作成に取り掛かるが、それがうまくいかなくなる。

 そのときは、紙とペンの出番だ。紙にスポット的要素をとりあえず単体でぽつんぽつんと書き留めて、そこから論理的に結び付けていき、最後に文書化する、という三段構えで進める。かなり時間はかかるが、気が付くとより精緻に出来ていたりする部分もあって思わず嬉しくなった。

 まあ、私の小さな闘病生活であった。いや、「闘病」という言葉はあまり好きではないが・・・。