1週間に2度目の北京出張

 今日(10月29日)は、また、北京出張だ。ここ一週間に二度目の北京出張になる。今回は、1泊2日の短い予定だが・・・

 来年初の北京拠点の立上げもカウントダウンに入り、何かと忙しい。ここ数年、顧客企業の急増で、北京や広州、深圳などへの拠点開設要請を、企業から何度も受けている。しかし、ずっと放置してきて、今になってようやく重い腰を上げた私には、それなりの理由がある。

28548_204年4月北京で友人の結婚式に参列したときの写真(新郎は日本人、新婦は北京人)

 コンサルティング会社というのは、究極の知識集約型企業、人間がすべてだ。適材がいないまま、店舗数だけ増やすのが、自殺行為同然だと思ってきた。のれんが命だ。のれんが壊されたらおしまいだ。それを恐れながら、私は、会社の拡張計画にはどうも消極的だった。

 ここ数年、北京に中国運営本部を置く日系企業がどんどん増えている。人事制度の話になると、本部管轄が多いため、私の北京詣でもずいぶん増えた。だったら、北京に小さな拠点を設けても良いかなと思うようになった。

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28548b_304年4月宿泊した北京の会員制クラブホテル「中国会(China Club)の中国古典式部屋

 といっても、私が月一回の出張でカバーする形を当初取らせてもらう。事務員を置いても、お客様にコンサルを行えるわけではないし、セールスでお邪魔するのが本当にお邪魔だと思うし、なかなか役に立たない。それでも、拠点開設には意義がある。北京には、必ず定期訪問するという顧客に対するコミットメントなのだ。また、いままで、出張費を顧客に請求してきたが、拠点が出来た時点で、定例訪問でお客様に負担をかけずにすむ。

 私本人でも、北京が好きだ。中国の中でも、「あ、そういえば、最近○○には行ってないな」と恋しくなる街は、北京と香港と杭州だけだ。