チェコ紀行(5)~歴史の枕を抱いて、中世の夢王国へ

<前回>

65859_1ホテル・ルージュ チェスキー・クルムロフ

 ヨーロッパ旅行の楽しみの一つは、ホテルに泊まることだ。もちろん、アメリカ系の大手チェーンではなく、地元の小さなローカルホテルだ。

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65859b_2ホテル館内

 今回チェスキー・クルムロフでは、「ホテル・ルージュ(Hotel Ruze)」という小さな田舎のホテルに泊まる。

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65859b_3ホテル客室、木製のトイレは王様仕様か?

 16世紀に建てられた美しいルネッサンス様式の館は、チェスキー・クルムロフの街並みにあまりにも溶け込んでいるか、まったくホテルぽっくない。重厚な木扉を開けると、中は中世のヨーロッパそのものだ。

65859_4窓外は欝蒼としたボヘミアの森

 部屋の窓外は、湾曲してやさしく流れるヴルタヴァ川とボヘミアの森。「絵のような美しい風景」という俗っぽい表現しか、頭に浮かばない。

 今宵は、歴史の枕を抱いて、中世の夢王国にでも迷い込もうか。

<次回>