マラッカの風(4)~引き続き食い倒れのマラッカ

<前回>

 ポルトガルの面影を求めてマラッカにやってきた私は、ホテルのコンシェルジュにお勧めのポルトガル料理レストランを尋ねると、「ポルトガル広場に行きなさい」と言われる。マラッカにとどまったポルトガル人の末裔が暮らすポルトガル村の中にある広場だ。

106919_2106919b_2ポルトガル広場でシーフードをいただく

 行ってみると、広大な広場に海鮮料理の簡易レストランが十数軒ずらりと並んでいる。レストランには番号がついている。客引きは、「○番です、うちがおいしい」「△番にいらっしゃい、新鮮な魚入荷しました」「×番は一番人気ありますよ」、といった感じ。

106919_3106919b_3コロニアルスタイルのマジェスティック・ホテル

 カニ、エビ、魚、野菜、ご飯、それにビール・・・。腹いっぱい食べて一人あたり66リンギット。コストパフォーマンスは抜群。素材良し、味付けは少々濃厚だがそれも良し。確かにポルトガル風ではあるが、かなりマレーや中華風味も加えられているので、いかにもマラッカ的。

106919_43リンギット!買い込んでホテルの部屋で食べる朝食

 マラッカの旅は基本的に食の旅で、ホテルも朝食抜きの格安パッケージにした。ホテルのブッフェ朝食にはややアレルギー気味。食べなきゃいいのに、もったいないのでついつい貧乏性的に食べ過ぎてしまう。すると、ランチは午後にずれ込み、その悪循環で夕食にも影響が出る。

 かといって、朝空腹で出かけるわけにもいかない。マジェスティックホテル前の食堂がベストチョイスとなる。マレー風焼きそばは1人前3リンギット!

<終わり>