5月8日、クアラルンプール国際空港LCCT（ロー・コスト・キャリア・ターミナル）運営の最終日。翌日の9日に、格安航空会社全社がKLIA2、クアラルンプール国際空港の新第2ターミナルへ移転する。
あの体育館のような味気ないLCCT、エアブリッジもなく、駐機場をてくてくと歩いて徒歩の搭乗と降機・・・。けれど、安い運営コストはやはり格安航空会社の基本である。文句をいう乗客もほとんど見ない。
私自身も、格安航空会社ファンの一人である。マレーシアに住んでからはほぼ毎月、このLCCTを利用している。知らないうちに愛着が沸き、何の違和感もなく使っているのである。いざ、お別れとなると何だか寂しい。
5月8日のLCCT最終日に、私はエア・アジア882便でバンコクへ向かう。最後に駐機場を徒歩してタラップで搭乗する。気がついたら、私と同じように記念写真を撮影している乗客やクルーは何人もいた。
さよなら、LCCT、そしてありがとう。