【判例】返信なきショートメールでの休暇届け、無断欠勤処分の事案
S. Tachibana
中国・ある従業員がショートメールを使って数日かの休暇を願い出たが、単位はこれを無断欠勤とみなして解雇したため、双方が法廷で争うことになった。北京市東城区人民法院は本案件に対し一審判決を下した。 本…
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人事労務と経営(11)~内外労働市場のメカニズムと「副業解禁」の本質
S. Tachibana
<前回> 「副業解禁」という問題の本質とは何か。労働市場の概念から説明すると、分かりやすい。 資本主義の特徴の1つとして存在する労働市場とは、労働力を商品として、需要と供給をめぐる取引が行われる市…
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人事労務と経営(9)~5つの雇用調整コスト、変動する業務量にどう対応するか?
S. Tachibana
<前回> 「副業解禁」はそもそも、なぜ必要かというと、業務減少(生産性向上も含む)、人員過剰、賃金原資不足などの原因が挙げられる。すなわち雇用調整の要請があっての措置である。雇用調整とは、実際雇用量…
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【事例】中国・医療期間に伴う労働契約終了の取り扱い
S. Tachibana
【事例】 王さんは上海市のG公司と労働契約を締結し、契約期間は2019年8月までだった。2019年7月1日、王さんは病気になり病気休暇を申請した。王さんの勤続年数によると、5か月の医療期間を享受する…
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2回目固定期間労働契約の取り扱い(10)~【事例】無固定期間労働契約締結時に、職位変更・賃金改定は可能か?
S. Tachibana
<前回> 【事例】 1998年に新卒でB社に入社した張さんは、上級技術者として技術業務に配属され、数年後には生産技術チームのチーム長に任命された。そして、2007年12月25日には労働契約を更新し、…
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2回目固定期間労働契約の取り扱い(9)~労働者による無固定への更新拒否、従来条件の維持・引き上げにもかかわらず
S. Tachibana
<前回> 「労働契約法」第46条には「次に掲げる事由の一に該当する場合には、雇用単位は、労働者に経済補償を支払わなければならない」とあり、その事由として「(五)雇用単位が労働契約に約定する条件を維持…
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2回目固定期間労働契約の取り扱い(8)~無固定回避、2期目固定期間契約終了の実務運用
S. Tachibana
<前回> ● 2回目の労働契約更新で終了できるのか? 2回目の更新で3期目の労働契約は、必ず無固定期間労働契約になるか。この問題ははっきり言って今だ明確な回答がない。労働契約の司法解釈は何回もこの問…
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2回目固定期間労働契約の取り扱い(7)~事例と疑問、無固定期間労働関係の取り扱い実務あれこれ
S. Tachibana
<前回> 【事例1】 張さんはA社の技術人員で、2006年に入社した。2008年1月1日に「労働契約法」が施行されたため、張さんは改めてA社と労働契約を結び、2009年1月1日に2回目の契約を更新し…
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