運転手はどこ?どこどこどこ嘆きの送迎劇

 5月24日(水)、ベトナム航空VN530便でハノイから上海へ移動。

 浦東空港に到着したところ、迎えに来ているはずの某日系Mハイヤー会社の運転手の姿がない。会社に電話したら、「運転手は所定の場所ですでに待っている」との返事。探し続ける。でもいない。

 しばらくして運転手がゆっくりとやってきた。不機嫌そうな顔、開口一番に文句。「あのう、指定された目印の場所は2つもあるのだから、混乱するじゃないか。信じなかったら、連れて行くから見せてやってもいいよ」。えっ、何でこちらが文句を言われるのか。

 もう結構。そういう議論に付き合うのは馬鹿馬鹿しい。タクシーを使うから、もう車は要らない。

 あとで調べたら、運転手はどうやら、国内線到着で待っていたらしい。送迎の到着便名はベトナム航空と明示されている以上、なぜ国内線到着で待つのか、まったく想像もできない。便名やリアルタイムの到着時間を確かめるのが仕事の基本ではないか。

 日系M社の直接責任ではないと思う。この手のビジネスは、いわゆる現地パートナーに任せたら、いずれこうなるのだろう。約束の制服も白手袋もいつの間にか着用しなくなったり、挨拶もスキルも運転手によってばらつきが大きかったり、サービスの均一性が失われる。

 悲しいが、中国の現実、本質的なところはあまり変わっていない。