多老化問題は多労化で解決、鳥越氏に「3つの100%」政策

 日本社会の根本的な問題は、少子化。裏を返せば、「多老化」問題だ(高齢化社会)。いまは方法論的に、「多老化」問題を「多子化」で解決しようとしている。

 無理して子供を生ませることはなかなか難しい。けれど、少々無理してでも老人を働かせることは可能だ。しかも働こうとしている老人も多い。大変喜ばしい現実だ。

 都知事選の鳥越俊太郎候補を見るとつくづくそう思った。鳥越氏の「がん検診率100%」政策に触発され、氏に「3つの100%・3つの力」政策を提案したい。

 その一、がん検診率100%~闘病力

 がんは早期発見、早期治療に限る。鳥越氏のようにがんと戦ってがんサバイバーになっても立派に現役復帰を果たす。しかも都知事に挑戦する。「病み上がり」なんていうのは小池氏のナンセンス。闘病生活に鍛えられた精神力こそがパワーの源泉だ。病み上がりだからこその「闘病力」がまさに時代に求められているのだ。

 その二、認知症検診率100%~老人力

 認知症も早期発見、早期治療に限る。鳥越氏のように少々物忘れがあっても、少々ボケ気味になっても、なんのその現役復帰に影響はない。ボケ、ボケって老人を馬鹿にするんじゃない。長い生涯から得た経験や知識、それが叡智を成す基盤であって、老人だからこその「老人力」がまさに時代に求められているのだ。(「老人力」=鳥越氏の発言。2010年5月25日テレビ朝日収録)

 その三、現役終身率100%~社会力

 病人や老人が社会にとって決してマイナスではない。差別してはいけない。それどころか、どんどん現役復帰してもらおう。定年制度の廃止をもって、日本の「少子化」問題を徹底解決しよう。65とか70とか年齢の問題ではない。80でも働ける人なら働け。「多老化」問題は、「多労化」で解決する。それこそが、「社会力」である。

 だから、ニッポンの将来は明るい。

 いかがです?要旨だけなら、1分間演説も可能だ。長い演説を好まない鳥越氏にはもってこいだろう。あとは森進一さんの歌で盛り上げれば、票が集まる?

 以上、私が昨晩見た夢。鳥越事務所から政策提案コンサルの依頼を受け、私が提案したという夢だった。