北京までの長いフライト、空中滞留満喫の7時間飛行

 8月24日(水)、北京案件出張。夕方18時クアラルンプール発のマレーシア航空MH360便で北京へ向かう。離陸待ちで、15分遅延のテイクオフ。

160824-1826-MH360-KUL-PEKあまり見かけないサウジアラビア航空の機体

 上海便よりは乗客が少ない。ビジネスクラスは半分も埋まっていない。いつもの客室乗務チーフにまた遭う。「あ、今日は北京ですか」と笑顔で挨拶してくる。

 ホーチミン上空を通過するあたり、夕食が出る。メインは、「シェフ・オン・コール」で事前に予約しておいた子羊のひね肉。今日のポーションは大きい。盛り付けも派手。味は悪くなく、ワインが進む。

160824-1954-MH360-KUL-PEK派手な機内食、子羊のひね肉

 洋画「マイ・インターン」、邦画「エヴェレスト 神々の山嶺」という2本の映画鑑賞が終われば、そろそろ北京に近付くかと思ったら大違い。

 香港上空を過ぎたところから、MH360便の飛行速度が一気に落ちて、広東省上空で大きな旋回が始まる。その後はずっとギザギザ飛行が続く。だんだん心配になってくる。

 マレーシア航空の北京便といえば、あの事件。便名こそが370便から360便に変えられたが・・・。どうなっているんだと問い詰めるまでもなく、「北京首都空港管制から指示を受け、混雑のため当分着陸できません。しばらくは、空中滞留します」との機長アナウンス。

 空中滞留か。こんな深夜に混雑していると。

 未明1時20分、1時間以上遅れてようやく北京首都空港に着陸。予定していた5時間50分の飛行が7時間にも及んだ。素晴らしい空中滞留を満喫。

 荷物が出てくるのも時間がかかって、ウェスティン北京にチェックインしたのは未明3時。