APECビジネス・トラベル・カード(ABTC)が外務省から送られてきた。申請してから書類が加盟19か国を回ってすべて承認を得るため、5か月かかった。それでも価値がある。
まず、全加盟国の出入国は、APECカード専用レーンが使える。外交官、航空会社クルーなどと同じ特別ファーストレーンになっていることが多く、待ち時間がほとんどかからない。このメリットは大きい。
特にベトナムの場合、最近ハノイとホーチミンの両空港では、出入国は常に長蛇の列。先日、レジデンス・カード(ベトナム居住証)を出して、ABTCレーンに並んでいたら、「違う。レジデンス・カードはダメだ。この列はAPECカードだ」と入国審査官に叱られた。これからは堂々と並べるわけだ。
中国も、長期居住ビザをもたず、自動化ゲートを使えない出張者は、長時間の入国審査待ちから解放され、外交官レーンでスイスイいける。
次に、ビザ免除のメリット。ロシアもビザ免除になるから嬉しい。早速時間を作って訪問したい。さらに、ベトナムの場合、一般ルールでは30日の間隔を置かないとビザなしで入国できないが、APECカードを使えば、この規制がかからなくなる。オーストラリアも、事前電子ビザの申請義務が免除され、ビザなしで入国できる。
APECカードの申請は、海外との貿易実績や海外での投資実績が必要で、これらを証明する過去・直近の財務諸表の提出が義務付けられている。経営者以外の会社員の場合、会社の了解と協力を得られれば申請可能だ。
そういう便利なカードである。ちなみに適用加盟国(19か国)は以下である。
オーストラリア
ブルネイ
チリ
中国
香港
インドネシア
日本
韓国
マレーシア
メキシコ
ニュージーランド
パプアニューギニア
ペルー
フィリピン
ロシア
シンガポール
台湾
タイ
ベトナム
こんにちは。
僕は個人事業主ですが、本年11月6日にABTCカードの申請を
しました。本日(12/29)現在14ヵ国承認が下りている状況です。
詳しくは僕のアメブロを読んでみてください。個人事業主でも、犯歴があった場合(恐らく5年以上経過していればOKかも)でも、
大丈夫みたいですよ。
https://ameblo.jp/ringhio-j/entry-12331826437.html
本日、友人から聞いたのですが、これまで貿易取引実績がないと外務省への申請は困難だったようですが、これが撤廃されたと聞きましたが本当でしょうか?
友人も聞きづてらしいのですが、お判りになるようでしたらご教授ください。
ある程度の投資や貿易の実績が必要でしょう。会社決算書コピーを提出しましたよ。
貴方のブログを拝見しておると代行業者的な匂いがプンプンしておりメッセージを入れさせて頂きました。小生は日本で既に取得済みですので必要無い事も判明済み。
「代行業者の匂いがプンプン」。貴方の嗅覚はかなり鈍っているようですね。それにしても、代行業者にはいつもそういう口調で質問(命令)するのですか。鈍っているのは嗅覚だけではないようですね。
エイペックビジネストラベルカード香港や中国での申請条件をお知らせ下さい。香港法人及び香港IDは持っております。
「お知らせください」という言い方は少々唐突ではないでしょうか。私はAPECカードの申請代行業者ではありませんよ。たとえ業者でも、代行申請契約がなされない以上、説明義務は発生しません。世の中、情報がただと思ったら大きな間違いです。