コロナ危機の日本へ義援金寄付に「NO」、台湾人の日本を見る眼が変わった

 台湾国内ではこのような問いが提起されている――。「日本は、新型コロナウイルス感染者・死者が何人出れば、オリンピックを中止するのか?それとも、データと無関係?」(2月17日付、NOWnews)

 巨大な五輪投資をドブに捨てるわけにはいかない。どんなに疫病が拡散・深刻化しても、大会は開催する。台湾人から見た今の日本は狂っている。リアルタイムで見てみよう、台湾人の日本観がいささか変わってきているようだ――。

 「このたびの肺炎は中国人だけでなく、みんなの日本人を見る眼が変わった」
 「日本人のやり方(コロナ対策)、当初から期待していなかった」
 「春節の中国人客訪日を止めなかった時点で、先が見えた」
 「日本人は変化を好まない。自分をがんじがらめに縛りつけている」
 「ここ数日のニュース、彼たち(日本人)の(危機)処理手法を見て、開いた口が塞がらない」
 「311(大震災)のときを見れば分かる」
 「驚いてひどく失望した。日本政府が(対中政策で)強硬になってほしい」
 「確かに、日本は何でもきめ細かいと思ったが、根本的に違った」
 「日本は中国のケツをなめはじめた頃から、おかしくなったのだ」……(2月16日付 三立新聞網)

 さらに、新型コロナウイルス危機に陥った日本へ義援金を寄付するかという問いに、ノーの答えも出てきた。理由とは――。

 「日本に欠けているのは金ではない、政府の頭脳だ」
 「日本政府に教訓から学んでほしい」
 「五輪をやる金があっても、疫病防止に金と時間がないのか」
 「あの幹事長に寄付するようなことはしない」
 「自壊するまで中国共産党のケツをなめ続けてろ」
 「今回は天災ではない、人災だ。絶対に寄付しない」
 「自業自得」
 「馬鹿には寄付しない」……(2月16日付、三立新聞網)

 日本の政治家、企業経営者、日本人の皆さんよ。自分の醜態を点検・是正する時がやってきたのである。

<2月20日補記>

 「日本全面陥落へ」。今回の新型コロナウイルス危機で、台湾の対日印象が180度転換したようにもみえる。評論も全般的にネガティブ、酷評は後を絶たない――。

 「命を捨てても銭を拾う」「共産中国のケツをなめる」「平和ボケの国民が国を信じ、国が中国やWHOを信じる」……。ここ数日台湾の世論が相当エスカレートしている。

<3月1日補記>

 ある在日台湾人留学生の投稿を抄訳する――。

 「日本旅行に来る台湾人の皆さん、再考してください。日本は深刻な状況にある。それは日本政府が『防疫』と『利益』の間で間違った選択をしたからだ」

 「皆さんは、台湾お住いだけでも幸せだ。日本では1箱のマスクを1万円で売っても罰せられない。熱を4日間も出し続けないと、検査してもらえない。すべてが運次第だ」

 「日本政府は感染者の数字を隠蔽している。周りに感染者がいても全然おかしくない」

 「(日本の)桜も雪景色も美しい。けれど、来年も再来年もある。命は一度しかない。日本にいる私がいま気付いたことだが、生きていることが一番美しい。お願い、暫らく、日本に来ないで。航空券キャンセルの損失は、命よりはるかに安い」

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