<雑論>米中の戦略 / 「マテリアリズム」の誤解 / 科学技術の進歩と思想の断絶 / 政治家批判をしない理由
S. Tachibana
● 米中の戦略 中国には明確な対米戦略があるのに、アメリカには対中戦略がない。それが米中の本質的な差である。 中国の戦略はシンプルだ。まずは「一帯一路」で世界の物流と経済を握る。次に「台湾統一」で…
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現代民主主義の全体主義化、毛沢東も真っ青な「文化大革命2.0」
S. Tachibana
<前回> プーチンがこう語った――。 「現代社会では、価値観や意味づけをする空間は、激しい競争に晒されています。人の頭にいかに影響を及ぼすかをめぐり、激しい、アグレッシブな戦いが進行しています。伝…
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中国の紅白結婚式をめぐって、物語を制する者が世界を制す
S. Tachibana
● 色彩の変容と文化の再構築 かつて中国において、赤と白は厳然たる意味の分化を持っていた。赤は慶事を、白は弔事を象徴し、婚礼には赤、葬礼には白という使用区分は、儀礼的な秩序と価値体系の一部として受け…
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<雑論>現実主義の立脚点と「議論からの逃避」~人格攻撃を超えて / 問いなき知性と実学なき教育 / 中国人留学生に特別奨学金を支給? / 偶然の出会いと白熱の議論
S. Tachibana
● 現実主義の立脚点と「議論からの逃避」~人格攻撃を超えて 私の議論やナラティブは、基本的に3つの要素と1つの立脚点から成り立っている。すなわち、事実・論理・結論(意見や主張)という論証の基本構造に…
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民主主義即ち独裁権威、本家回帰とその構造的必然
S. Tachibana
最近、アメリカでも日本でも、社会全体にどこか独裁的なムードが漂っていると感じる人が増えてきた。「我々は民主主義国家ではなかったのか」「なぜ、いま独裁へと変質しつつあるのか」──そんな懸念を口にする声…
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<雑論>政治とは自分自身を変えるもの / 「民主主義神話」と愚民の自由 / 涙とスローガンと「反中」幻想 / 「一代人の仕事」
S. Tachibana
● 政治とは自分自身を変えるもの 私は中国において、3つの大学院に社会人として留学した。時期は三十代後半から四十代後半にかけてである。 しかも、学位取得を目的とした正規課程であったため、通学は夜間…
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<雑論>中国の統治モデルの優位性 / 日本型組織における不正と隠蔽 / 「安倍晋三研究センター」と知的堕落 / 「シナ」を口にする承認乞食
S. Tachibana
● 中国の統治モデルの優位性 中国は、理性による支配構造を基本としながら、感情の設計と制御にも着手しつつある国家である。統治の上層には計画と秩序、すなわち理性による設計思想があり、下層にはナショナリ…
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