● 海上自衛隊の中国領海侵入
海上自衛隊の護衛艦が7月4日、中国浙江省沖の中国領海に一時的に侵入していたことが分かった。日本側は「技術的なミス」だったと釈明しているという。これにより、中国軍の艦船が「技術的なミス」で日本領海に侵入することに口実を与えた。技術を国家のバックボーンとする日本が「技術的なミス」、しかも中国から実弾射撃演習の予告を受けて格段に注意深くしなければならない期間にこのような初歩的なミスをやってしまうとは、理解しがたい。これについて、どう釈明するのか。

● 課題?
「課題が見えてこないのが、弊社の課題です」
感心した!マレーシアの某中小日系企業からの相談依頼で、本日(7月10日)Zoomを行った。会社の課題はと聞かれると、日本人経営幹部がこう答えた。これに対して、「特に問題なし」類の回答ほど無責任なことはない。問題・課題のない組織は世の中のどこにも存在しない。
課題を特定することから経営が始まる。
● 民主よりも自主
民主主義=絶対善、と刷り込まれている世の中。民主は、民が国家の主であるから、誰もが反対できない絶対善だ。しかし、よく考えてみてほしい。一人ひとりの日本人、あなたは果たして国家の主になっているのだろうか。数年一度の投票というイベント以外に、国家の主になった実感はあったのだろうか。
日本の指導者、支配者階級でさえ、アメリカの追随者で、国家の主になれていないのに、日本の民は主になれるはずがない。故に誰が選ばれようと、日本は変わらない。日本を変えよう、アメリカのコントロールから脱出しようとするような政治家は当選しないし、当選してもアメリカに叩き潰される。
日本国家は自主性がなく、自立していない以上、民主主義などが机上の空論でしかない。見かけだけの選挙イベントは、単なる金食い虫にすぎない。
日本人としてできることは、依存心を捨て、国家に期待を託すことなく、自分自身の自主性を整えて自立することだ。「民主」よりも「自主」だ。国が良くならないことを、自分の不満や不幸せの原因にしないことだ。自分だけが良くなればいいのだ。私利私欲でいいのだ。自立して自分の境遇をよくできる日本人が一人でも増えれば、国も強くなる。
国家デカップリングだ。愛国心を捨てるわけではない。国家との運命共同体から自分や家族を切り離すことだ。無理心中、道連れにされずに逞しく生き延び、幸せになる独自の道を切り開くことだ。ユダヤ人をみるがいい。個人個人の生命力が強いから、絶滅せずに強い国家イスラエルを作り上げ、なお金融資本でアメリカまで制御しているのだ。
● 騙されることの責任
敗戦の翌年、映画監督の伊丹万作は、騙される原因としては当事者の「知識・知能の不足、信念・意志の薄弱、思考力の喪失、便宜主義、判断の放棄、無責任さ」にあると指摘したうえで、「騙されるということ自体が既に1つの悪である」と主張した。
まさにその通りだ。今の時代も状況が変わっていない。多くの日本人は騙されることを「誇示」する。懺悔も反省もなく、ただひたすら、騙す方の悪を痛烈に批判する。彼・彼女らは、単に同情、同調を求め、少しでも心の傷を癒そうとしているだけで、負け犬の遠吠えにすぎない。
詐欺市場はなぜ成立するのか。需要があっての供給、騙される側があっての騙す側。ただ騙す側が騙される側より、智力がはるかに上だ。騙される者の共通点は伊丹監督の指摘する通り、平たくいえば、損をしたくない、得をしたい、頭を使いたくない、守られたい、愛されたい、リスクも責任も取りたくない。あとは、過剰な自己愛。




