新型コロナ対策で日本が大国風格捨てた、台湾前議員酷評

 各国の新型コロナウイルス対応モデルについて、台湾前議員の沈富雄氏が日本モデルを取り上げこう酷評した――。

 「何すればいいか分からず、体裁すらなしていない。日本という国はいちばんダメなのは、優柔不断。当初から中国人観光客のインバウンドの利益を貪る一方、リスクにまったく無関心。和歌山などの院内感染が発生し、立て続けにダイヤモンド・プリンセスの惨状に束手無策のまま、大国の風格貫録を完全に捨て去った。国土が広いだけに、これからの最善策は区域を画定し、台湾モデルを使って重点取り組むことだ。あとは運任せのみ」(2月17日付台湾聯合新聞網)

 的を射た総括ではないだろうか。真の友人だから、本音を吐いてくれた。中国が発した上辺の美辞麗句ないし褒め殺しのような「甘い毒」よりも、よほど価値を感じさせてくれる。

 耳の痛い直言諌言、真の友情をどう受け止めるか。日本人が決めることだ。

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