新聞を読んでいますか

 休暇直後の土日は、大量に溜まった新聞を一生懸命に読んでいます。

 私が購読している新聞は現在以下の四紙:

23317
 「日本経済新聞」
 「第一財経日報」 (大陸)
 「信報」 (香港)
 「中国時報」 (台湾)

 来月からは、シンガポールの「聯合早報」が追加されます。4-5紙の新聞のページをすべてめくるだけでも15分ほどかかります。隅々まで読むことは不可能です。1紙につき、見出しに目を落としながら、2~3記事ピックアップして精読します。

 香港や台湾の新聞は、通常中国本土で目に触れることはあまりありません。会社は図書公司経由で輸入購読しています。会社の運転手は好奇心旺盛で、毎日私が読み終わった香港と台湾の新聞を読んでいます。しばらくすると、「同じことでも、大陸と香港と台湾の報道の仕方が違いますね、私はずっとこう思っていたこと、実は違う観点でああいうふうに見ても理解しても納得しますね」と、驚きを隠しません。

 「異なる視点でものを見る」というのは、大変重要なことです。中国語圏でいえば、中国大陸、香港、台湾、マカオ、シンガポール、それぞれの中国語紙はそれぞれの色を出していますし、同じ事件に対しても異なる視点や切り口をもったりします。それが大変面白い。

 休暇留守中に溜まった新聞各紙を点検すると、香港「信報」だけ、6月2日~5日の分がありません。さっそく問い合わせると、敏感な時期の関連報道で輸入がダメになったそうです。しかたないから、4日分の新聞代だけ返してくださいと交渉するとOKが出ました。