毒舌万歳のハンマ潰し

 金曜日午後、S社グループの社長会研修。暑いなかの熱い質問を浴び、延長しての4時間半。汗びっしょり。その後の懇親会は、ビール、ワイン、白酒と、中国式一気飲みの「カンペイ、カンペイ」で盛り上がった。

 「すっきりした。立花先生のセミナーを聞いて」
 「これまでいろんな問題点があって、その根源をずばり突いてくれました」
 「話が面白い。こんなに生き生きとしたセミナーは初めてです」
 「どこのコンサルタントも弁護士も、セミナーとなると話を濁す傾向があるのですが、立花先生はとにかくはっきり物事を言ってくれますので、素晴らしいです」
 「初めてこんなセミナーを聞きました。驚きました。銀行系のセミナーにはいつも出ていますが、はっきりいって、眠くなります」・・・
 
 幾分お世辞が入っていることもあるだろうが、概ね反応が良好のようで、ホッとした。

 私のセミナーは、とにかく自分が思ったことを、そのまままっすぐ表現する「立花節」で通す。一部のコンサルタントや弁護士といったいわゆる「先生業」の専門家たちは、とにかく間違いを恐れていたり、会社を代表しているのでなるべく個人的見解表明を避けたりする傾向があるようだ。あるいは、最悪の場合、自分がしゃべっている内容に対して十分に理解していない、納得していない場面もある。すると、どうしてもこのようなセミナーは眠気を誘ってしまう。

 私は何でもまっすぐものをいう。間違ったら、頭を下げて「すみません、間違いました」とお詫びを入れて訂正する。何も、恐れるものはない。

 「出る杭は打たれる」というが、「ハンマを潰すほど強い杭になる」というのが私の座右の銘である。

 「毒舌万歳のハンマ潰し」である。